第三章 X《クロス》
予兆
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銃声が鳴り、その異形から火花が爆ぜる。
しかし、その銃弾に少しよろめくだけで全く意に介していない。
そして、その鋭い爪が男に食い込み・・・・・・
「グ・・・ぎゃぁぁアアアアアアアああああああああああああああああ!!!!!」
男の体が裂かれ、その体がただの物言わぬ肉と骨へと変わった。
そしてそれは、今この炎によって焦げていっていた。
「あなたは・・・・・」
「・・・・・・・・・」
その女性がスピーカーから出るような声を出して、視界に入ったその異形に問いかけるが、それは踵を返してその場を去る。
「探し出してもらおうか。礎となる、その魂を」
「・・・・・・・・・」
炎の中にその異形が消え、立ち尽くす女性もその場から消えた。
遠くからサイレンが聞こえる。
しかし、救える命は、すでにそこにはない。
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再び学園都市
裏路地の中の裏路地、ザ・裏路地ともいえるような、薄暗い通り。
「はぁ・・・・はぁ・・・・ここまでですか・・・・と、自分の身の危険を顧みながら・・・・」
そこでついに御坂妹は地面に倒れ、迫る化け物からズリズリと下がるものの、塀に背中が当たってその後退が止まる。
「ガぁぁアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
そして、その化け物の鋭利な爪が振り上げられ――――――――
《バレット―ラピッド―ファイア――バーニングショット》
ドンドンドンッッ!!!ドォン!!!
そして、機会音声とともに炎の弾丸が飛んできてその化け物を吹き飛ばした。
その弾丸の飛んできた方向を彼女が見ると、夜の闇でできたビルの陰がそこにあるだけだ。
直後そこから、一枚のカードが飛んできてその化け物に刺さり、身体が吸収されてていく。
「これは・・・・」
「大丈夫・・・・か・・・・?」
その闇に向かってカードが戻り、それを手にした赤き銃士が息も絶え絶えに聞いてきた。
その手にあるカードには先ほどの化け物が描かれていたが、溶けるようにその絵が消える。
「あなたは確か・・・・」
「仮面ライダーギャレン、橘朔也・・・だ・・・・・・頼む・・・急ぎ・・・・「EARTH」に連絡を・・・・ぐっ・・・・」
「大丈夫ですか!!とミサカは体を抱えながらも、あなたに問いかけます!!」
倒れたギャレンの変身が解け、橘が御坂妹に抱えあげられる
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