忍も神原の毒牙にかかる
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しまうので却下されたようだが、吸ケツ鬼?になるのは許されたみたいだ。
毎日夜な夜な出歩いて、美女や妹のケツや股間を吸いに来るのは勘弁して欲しい。僕のケツなら?いや何でもない。
「火憐ちゃん、ヨツンヴァィンなれよ、やくしろよ」
妹が知りもしない淫夢語録で言っても受けなかった。神原も目を輝かせなかったので腐ってはいないらしい。
「うあっ、兄ちゃん、これ犬みたいだ」
まだ14の妹のデッカイケツを掴んで、犬のように後ろからマウンティングしてやる。
トリビアで飼い犬が新入りの犬にマウンティングする所も、専門家がいるのだから「これはマウンティング行為と言いまして、上下関係を決める行為です」と解説したはずだが、バカ犬が知らない犬と交尾を始めたのを見せれば面白いので、わざわざカットして放送したようだ。
僕の場合、妹相手に入っちゃってるので交尾だが、火憐ちゃんは妊娠できないので一応交尾ではない。
しかしこの体制は征服欲が満たされる、わざわざ妹の背中に前足を置いてキャンキャン言いながら交尾してやった。
「キャイン、キャイン」
妹もノリノリで、兄にマウンティングされてキャインキャイン言い出した。
兄にでも情け容赦なく殺人技でも繰り出す妹なので、ここでマッスルリベンジャーでもキメてやりたかったが、パロスペシャルで勘弁してやる。
「ほうら火憐ちゃん、兄妹でマッスルドッキングしちゃってるぞ」
「やあっ、言わないでっ」
これから僕は闘将羅面男の拳聖五歌仙みたいに、死んでしまった仲間を生き返らせないといけないのだ。
「お前ら、現実を見ろ、お前らは今、不死者という怪異になってしまっておるのじゃぞ? この世に生きてはおらぬ、真っ当な時間とは関わっておらん上に、怪我も死ぬことすらできぬ化け物じゃ、もう少し深刻になれ、経験者で不死者のワシが言うんだから間違いないわい」
忍から見ると僕たちは能天気なボケナスなのだろう、不死となって苦しみ、縁者とも死に別れ、時間の流れからも見捨てられた怪異となったからには、この顔を知る人物が死に絶えるまで故郷も捨てて旅立たねばならない。もう少し先になりそうだが。
「おや、その声は我が友、李徴子ではないか?」
「如何にも自分は隴西の李徴である」
忍が乗っかっててきたが、香港か上海にでも住んでいたのだろうか? いや、大魔法使いに封印されて、まほら学園で毎年無限ループして、教科書で毎年のように山月記を習っていたに違いない。
きっと氷結魔法とかも使って、出だしはライラックがどうとか言うのだろう。今は忍野が外出許可を出しているので修学旅行も可能だ。
「偶因狂疾成殊類 災患相仍不可逃」
僕達は臆病な自尊心と尊大な羞恥心によって虎のように夜を彷徨う卑しい獣となり、今後荒野を旅し続
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