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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜風雪の忍と光の戦士〜
第十話 激突 ―エンゲージ―
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臆せず正面から向かってくるプレイヤーはロケテストでも上位に居たメンツくらいだ。それ故に、あの二人の存在が嬉しいのだろう。
「あの二人……どう思いますか?」
「どうって……日向さんは何というか戦い慣れてる感じだな。誤爆の可能性もあるのに躊躇なしに近接戦闘でも魔力弾を撃ち込んできてたし」
と、作戦会議ならばいざ知らず完全に普段と変わらない空気で話し出す二人。周囲に人が居たならばデュエル中だぞ、と突っ込まれていてもおかしくはないだろう。
「そうですね。銃剣は扱いが難しい武器の部類に入りますが、それを見事に使いこなしていました。普通は遠距離か近距離、どちらかに偏るものですが」
「バランス良く使えてるあたり意識して練習を重ねてきたのか、はたまたシグナムたちみたいに現実で本人が強いタイプなのか」
「どちらにせよ、油断大敵ですね。……もうひとりについてはどう感じましたか?」
「小野寺さんか……ユウキとのデュエルを見てたからおおよそ推測はしてたが、いざ目の前にすると予想より速いな。直線的な速さだけじゃなくて切り返しとか攻撃速度もなかなか……割と練度も高めだな。正直全部受け流されるとは思ってもみなかった」
「確かに……あそこまでのスピード型でありながら小回りの利く機動性もあり、かつ魔力弾の狙いも正確でした。かなりトリッキーな動きをされる方だというのは同意します」
様子見していたとはいえ、それでも予想よりも遥かにガードが堅い。疾風と一緒に居ることが多そうなので、それによるアドバンテージがあるのだろう。だがそれ以上にショウの印象に残っていたのは……
「……普段とのギャップに1番驚いたが」
「……今の言葉には他意を感じますね」
「勘違いするな。他意はない」
「なら良いのですが……様子見とはいえ、日向さんよりも小野寺さんの方が幾分か斬撃が弱いように感じましたが。……あぁなるほど、好み故に無意識に加減してしまったと。ロリコンの上に年上まで好きとは、あなたも守備範囲が広いですね」
表情こそ普段通り……というか、感情のない顔をしている。だが、ショウの方を露骨に見ようとしていない。もしかしなくてもシュテルの機嫌が悪くなっているのは明白である。
「待て……仮に様子見の差があったとしても何でそうなる。そもそも俺はロリコンじゃない……というか、出会った女子全員に色目を使ってるみたいな言い方をするな」
「あれだけ女子たちで周りを囲んでおいて違うと?」
「囲まれた覚えはあったも囲んだ覚えはない」
普通ならば修羅場のように思えるかもしれないが、ショウの周りに居る女子はある意味普通の子達ではない。まともなようで剣術道場の娘だったり、商売的なノウハウを持つお嬢様だったり、意外と腹黒いお嬢様だっ
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