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Muv-Luv Alternative 帝国近衛師団
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男性を睨みながら青年は言うが、睨まれた男性は動じることは無かった。
「私は何もしていないさ。君は病気で死んだ。そのことを思い出させるためにサイコキネシスのようなものをしただけさ」
「やっぱりしてるじゃないか!」
「落ち着き給え。麦茶、紅茶、緑茶、コーヒー、水、コーラ、各種ジュース…何でもあるから好きなの飲んで落ち着き給え」
「………じゃあ、ロシアンティーで」
青年が言った瞬間に青年の目の前のテーブルにティーカップとジャムが現れた。
青年はギョッとした表情となり、それを見て男性はニヤニヤと笑った。
「貴方は一体……何なんですか?」
「何だと思う?」
そう質問返されると青年は、視線を下に向け考えた。答えが出ると青年の表情は露骨に嫌な顔になっていた。
「あの………その……神……みたいなものですか?」
「君の世界ではそういう扱いになるねぇ……。なんでそんな嫌そうな顔するの?」
「いえ僕は、唯一神を信じていないので」
「なるほど、しかし安心したまえ。唯一神なんて者はいないから。少なくとも私は会ったことが無い」
「そうですか……」
青年は何故かホッとした表情となったが、男性は気にしなかった。
しばらく二人はお茶会を楽しんでいたが、青年は話題が切れた隙を見て男性に質問をした。
「あの、これから僕はどうなるんでしょうか?」
「どうなるとは?」
「僕は残念ながら死んでしまった身です。やはり天国やら地獄に行くのでしょうか?」
そう言われた男性は大きな声を上げながら笑った。笑われた青年は、何かおかしなことを言ったのか?と首を傾げた。
「いや、失礼。まず天国や地獄などは無いんだ」
「え?無いんですか?」
「無いね。少なくとも私の管轄には無い」
「……………あなた以外の管轄にはあるんですか?」
「あるんじゃないかな?まあ、そんなことはどうでもよくて私の管轄では輪廻転生しか行っていない」
「じゃあ僕もそれに加わると?」
「そういう事になるね」
そう言われると、次はこのまま人間として生まれるのか?犬や猫みたいな動物になるのか?魚か?はたまた植物か?っと考え出した青年に男性が声をかけた。
「君の次の人生は決まっているよ」
「え?………ね、猫ですか?」
「残念ながら人間だよ。猫の方がいいかい?」
「いえ!人間で良いです!……でもなんで決まってるんですか?」
「私が決めたから。それで次の君が生まれる世界を少し紹介しようと思ってね。ずっとここで待っていたんだよ」
男性は、テーブルの上に一つのゲームソフトケースを置いた。
「これは……?」
「これは『マブラヴ オルタネイティヴ』というゲームさ。知らない?」
「名前は知っています
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