0002話『介入』
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に突入する!」
そこに第三者の声が響いたのであった。
私が到着した時には戦艦ル級が旗艦の水上打撃部隊編成が第六駆逐隊の四人を追い込んでいる光景を目にした。
見れば暁が大破していて他もおそらく弾薬が尽きているんだろう避けることに専念している。
「これはまずい展開だね。妖精さん、バックアップお願いできる?」
【任せてください】
「よし! まずは気づかれる前に一体か二体は沈めておこうか」
それで二番砲塔と四番砲塔に弾を装填して私は二番砲塔を、妖精さんが四番砲塔を操作してそれぞれ重巡リ級に斉射する。
それは見事に二体に突き刺さって悲鳴を上げながら重巡り級の二体は沈んだ。
そして、
「榛名! 夜戦に突入する!」
四人の前に滑走して滑り込んだ。
「あ、あなたは…?」
「今は詮索は無しね。敵じゃないから!」
私が安心させるように四人に笑顔を向ける。
すると四人は顔を赤くした。でも今はそれは置いておいて私はまだ残っている三体を睨む。
ル級は私を敵と定めたのだろう、砲撃を撃ってきた。
普通なら直撃コースだけどお生憎様だ。
その弾道はこの榛名のスペックなら見えている。
でも避けると後ろの四人に当たってしまう。
だから―――こうする。
「力を拳に込めて…放つ!」
そう、アニメで金剛が砲弾を殴ったのだから私にもできないことは無い。根拠はないけどね。
でも思惑は当たったようで砲弾は私の拳に当たった途端、どこかへと飛んで行ってしまった。
少し痛いけど我慢だ。
背後で雷が「すごい…」と言っている。
やっぱり常識外だったようだね。
まぁ、いい。
「一式徹甲弾装填! てぇッ!!」
放たれた徹甲弾は迷うことなくル級へと吸い込まれて着弾した瞬間に爆発炎上する。
旗艦が潰されたために残りの二体の動きが乱れるが逃がさないよ!
「続いて第二、第四砲塔装填! てぇッ!!」
残りの駆逐と軽巡もすぐに沈めた。
そして私の頭の中ではS勝利のファンファーレが鳴り響く。
「さて、と…」
それで私は背後へと振り向く。
「大丈夫だった…?」
四人は無言で何度も首を縦に振っていた。
さて、これからどうしようか…。
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