137部分:第十二話 聖剣の真実その十一
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んだ。
「後は頼む。私は少し」
「少し・・・・・・」
「眠らせてもらう。またな」
こう言い残して目を閉じた。それを見届け夜叉姫は傍にいた夜叉の者達に対して命じた。
「すぐに手当てをしなさい」
「はっ」
「わかりました」
「確かに傷は深いです。しかし命に別状はありません」
「それではすぐにでも」
「攻介」
壬生の名をまた呼んだ。
「見事でした。貴方こと夜叉の誇り」
弟を素直に称賛していた。
「その誇りだけのことは返しましょう」
「では姫様」
「黄金剣もまた」
「そうです」
今度は八将軍達に対して答えた。彼等はもう夜叉姫の側に集まっていた。
「飛鳥武蔵よ」
「はい」
壬生が運ばれ身体が自由になり立ち上がっていた武蔵は夜叉姫に顔を向けて応えた。既にその手にはその黄金剣がある。
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