136部分:第十二話 聖剣の真実その十
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目も血走り殺気が身体を覆っていく。青い氷だ。
「この黄金剣を使いこなせる者だと。御覧下さい」
「壬生っ」
「京介!」
「行くぞ小次郎!」
今壬生は己のその力を放った。
「夜叉霧氷剣!受けてみろ!」
「むっ!」
それは彼が放った霧氷剣の中で最も威力の強いものであった。その大きさも速さも小次郎をして驚愕させるに充分のものであった。
「まさか。これが黄金剣の、そして壬生の本当の力かよ」
「私がここまでの力を出したことはない」
黄金剣を左手に持ち前に思いきり突き出していた。
「これならば小次郎、貴様を倒せる!」
「小次郎!」
「いかん、間に合わん!」
風魔の者達はその霧氷剣を見て声をあげる。その速さと威力は到底避けられるものでも受け止められるものでもない。そう思ったからだ。
技はそのまま小次郎に向かう。最早勝敗は決した、ここにいる誰もが思ったその時だった。
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