第4章:日常と非日常
第99話「ふざけないで」
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妖艶に...。
「まず最初に言っておくよ。....ごめんね?」
「えっ?.....っ!?」
そういうや否や、優輝は私に近づき...口づけをしてきた。
「な、なにをっ...!?」
「ん......。」
舌も入れられ、私は喋れなくなる。
あまりの驚きに、隠していた耳と尻尾を出てしまったみたい。
「....!(これは...霊力...?)」
「ん...っ....。」
舌を絡められながらも、そこから流れ込んでくる力に私は気づく。
だけど、こんなのされたら力が抜けちゃう...!
「んん...!ふっ....ぁ...っ...!」
「ん....ふ....は、ぁっ...。」
膝に力が入らなくなり、体勢が崩れる。
その拍子に、一度口が離れるけど....。
「....椿も、霊力を流して?」
「っ....!?」
“ぞくぞく”と、耳元で囁かれた瞬間に体からさらに力が抜ける。
そのまま縁側に倒れ込むように座り...。
「...わ、わかった...わ....。」
つい、素直に優輝のいう事に従ってしまった。
「ん...ふ、ぁっ....。」
「ん...ちゅ....。」
再び口づけされ、力が抜けていく。
脳までとろけさせられるような、そんな感覚に、私はなすがままだった。
「(こ、これ以上されたら....!)」
恥ずかしさや、様々な感情が入り混じり、熱に浮かされるように意識が薄れる。
そんな中、私はただただなぜこんな行為をするのか、疑問に思った。
=優輝side=
「ん....これぐらいでいいかな?」
完全に顔を赤くして固まっている椿を見ながら、私は満足して頷く。
...決して、アレな意味で満足じゃないからね?
「互いに霊力を流し合い、さらに体液を交換する事で霊力の繋がりを強くする...。うん、概ね予想通りだったね。」
導王の時に見た文献に、同じような方法で魔力供給などをしていた地域があり、その理屈が今回のように概念的な分野があったため、もしやとは思ったけど...。
「凄い効果的だったなぁ...。」
今までの繋がりの三倍以上を軽く超えるレベルだった。
それほどまでに、椿との繋がりが強くなった。
「...でもまぁ、椿には悪い事したなぁ...。」
今は女同士だとは言え、無断でキスしたのだ。
多分、元に戻ったら色々言われるだろうなぁ...。
「まぁ、とりあえず...。」
顔を赤くし、虚空を見つめている椿を軽く叩く。
すると...。
「っ......!」
「えっ!?」
絡みつ
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