旧
12話
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論、頭部にも命中し地面に倒れ伏す。
「愚か者は貴様の方だったな、雑種」
とりあえず地面に着弾している多数の宝具を影の中に取り込んでいく。それを終えてから体を再構成させて立ち上がらせる。
「なるほど、物を見る目もないただの道化師が彼のギルガメッシュとは。がっかりだよ」
「何!?」
不死殺しの宝具を中心に放っていたのにも関わらず再生したオレを見てギルガメッシュが驚く。
「言ったはずだ。オレの正体を見極めない限り殺すことは不可能だと」
「バカな、不死殺しが効いていないだと!?」
「う〜む、凄まじい破壊力には驚いたが、この再生力も驚いたな。坊主、何かわからんのか?」
「ちょっと待てよ、こっちも混乱してるんだよ。あいつのステータス、常に変化し続けてるんだよ!!それどころかクラスすら変わってる。今は、キャスター、また変わってアサシンになった。幸運だけはE++で固定されてる。スキルは、多すぎな上に文字化け!?なんなんだよあいつは!?」
「へぇ〜、そんなことになっていたか。くくっ、まるで混沌、混沌?」
混沌という言葉から再び過去を思い出す。そう、オレは混沌龍王の名を冠していた。相棒と共に。その相棒はオレと一心同体の龍だった。だが、その存在を今は感じられない。眠っている感じではない。完全に消滅している。その力だけが残されている。ラインは相棒の力だ。
考え込んでいる間にもギルガメッシュから宝具の連弾を浴びて肉体が完全に消滅してしまったので新たに魔力を練って新たな分身体を生み出す。今度は視覚的な演出を兼ねて影が集まって肉体を作り出すように幻影魔術も交えて。
「影が集まって、こいつ、まさか影そのものなのか!?」
「ぬぅ、そうだとするなら圧倒的に不利だな。今は夜、影など幾らでもある。いや、昼間でも影自体は存在する。こやつほどの男をどうやって殺したのか逆に興味が湧いたわ。だが、ここは一度引くぞ坊主。夜は絶対にまずい」
「ああ、悔しいが退くぞライダー!!」
「逃げるなら追わんよ、ライダーのマスター。お前はオレの記憶の鍵を与えてくれた。今後も記憶の鍵を与える限り、その命を許そう」
雷を纏う牛に引かれる戦車を見送り、ギルガメッシュに相対する。
「さあ、どうするギルガメッシュ。貴様にオレが殺せるか!!自慢のお宝で殺せないこのオレを!!見逃して欲しければオレの記憶の鍵を探し当ててみろ!!」
ラインを伸ばし、その先には奪った宝具を持たせる。
「貴様!!愚弄だけでなく、我の宝具まで!!万死に値する!!」
そう言ってギルガメッシュの背後に波紋が浮かび上がり、そこから剣の柄が現れると同時に危険なものだと判断して透明なラインで奪い取る。同時にこれ以上の追撃を止めるためにラインで魔術
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