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ハイスクールD×D 黒龍伝説

12話
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会長がオレの右手を握ってくれる。会長の手の温もりが、オレが生きているということを実感させてくれる。安心から睡魔が襲ってくる。意識が落ちる前にやっておかないと

「少し寝ます。それから、預けておきます」

繋がっているパスから残り2画の令呪の内の1画を会長へと預けて眠りにつく。最後まで全身をあらゆる拘束器具や術式で縛られていることに気づくことはなかった。








ふふふ、令呪が残っていましたか。おそらくお姉さま用にもう1画ぐらいは持っているでしょうが構いません。これを解析して私だけ補充できるようにすれば、匙は私の物、いえ、私だけの物になる。お姉さまは、まあ良いでしょう。匙も主人として認めていますし、守ってくれるでしょうから。あとは匙を救うのに役立った留流子になら少しぐらいは貸してあげても良いですし、家族ということでレオナルドとオーフィスにも貸してもいいでしょう。ですが、他は認めません。絶対に二度と手放しませんよ、匙。ふふふ、あはは、あはははははははは。






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