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6話
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けしました。身体の方は、報告が上がっていると思いますがアザゼル先生とアジュカ様の検査の結果、悪魔とは別の身体に、器になってしまったみたいです。容量がどんな物なのかは、この先、自分で判断するしかないみたいです。今の所は問題在りません」
「心の方は?」
随分ストレートに聞かれるな。まあ、大丈夫だと分かっているんだろうな、この方は。
「殆どは、整理が尽きました。あとは、あの男女の事だけです。匙元士郎としては恨んでますし、憎んでます。だけど、■■■■■としてはどう思っているのか曖昧なんです。ほとんど怖いとしか思ってないのに、肉親の情が、ほんの少しだけあって、その所為で決着を付けれない状態です」
オレの何とも言えない雰囲気にスコルとハティが身体をすり寄せて慰めてくれる。
「ありがとう、スコル、ハティ」
「……ちゃんと笑えるみたいだし、時間が解決するかな」
セラフォルー様が小声で呟いた言葉を拾う。見た目と趣味に騙されやすいけど、セラフォルー様は優しくてしっかりしていて、会長に似ている。二人を分けているのは経験の差だな。
「大丈夫そうだから、私はソーナちゃんの所に行ってくるね♪」
「ああ、セラフォルー様、少しだけ良いですか?」
次に何時会えるか分からない以上伝えておかなければならないことがある。
「何かな?」
「オレを、オレ達を救ってくださり、本当にありがとうございます!!」
地面に額を着けて感謝の言葉を伝える。
「あの時、セラフォルー様が居られなければ、心の整理も着かないままで、会長とも本音で話し合う事もできずに、■■■■■を殺し続けたままでした。たぶん、一生まともに笑う事も出来ずに、生きる事に疲れて無茶をして命を散らしていたはずです。今此所でこうして笑えるようになったのも、セラフォルー様のおかげです。この御恩は絶対に返してみせます」
「なら、もっと力と、男も磨かないとね♪実戦では必要無いんだけど、政治云々が関わってくるとやっぱり華がないとね☆」
「その辺りは何となく分かります。今まではどうしようもありませんでしたが、混沌龍の騎士鎧が使える様になった今なら華も持てるでしょう」
「それなんだけどねぇ〜、ほら、アロンダイトを渡したときの事を覚えてるでしょう?」
「『話術も詐術も立派な武器』、グレモリー家主催のパーティーの時にも色々とそれで縁が出来ました。オレは、ようは、使い分けだと思っています」
「それは分かるし、サーゼクスちゃんとかアザゼルちゃんとかも賛成してくれるだろうけどねぇ。何か個人的に気に入っている帽子とか顔周りの装飾具とかトレードマークになる物とか愛用してない?」
「顔周りの装飾具やトレードマークですか?一応、顔がばれると不味い時に使ってるゴー
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