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ハイスクールD×D 黒龍伝説

6話
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手に負える程度だが、この先どうなることやら。正直に言っておくぞ、ソーナ・シトリー。匙の存在を危険視する奴がこの先必ず現れる。眷属から外す事も一つの選択に「入れませんよ」……分かって言っているのか?」

「ええ。匙だけでなく私や眷属の命を狙われる事も、私の夢の障害が増えるかもしれない事も、今以上に厄介事や陰口が増える事も。でも、匙を眷属から外せば私の夢を私自身が否定する事になる。そして匙自身も。だから、選択肢には入れれませんし、例え入れる事が出来たとしても入れません。私は匙の『王』ですから」

「……若いっていいねぇ。オレも後200歳程若かったらなぁ。ああ、そうだ。忘れる所だった。お前達を呼んだのは匙の事だけじゃない。サーゼクスの奴に約束させられた人工神器の譲渡。試作段階の物ばかりだからな、調整も必要になって来るはずだから此所に直接来れば良い。質問でも何でも構わないぞ。あと、月1で構わないからレポートの提出も頼む」

これはたぶん、アザゼル様からの気遣いですね。そこまで細かい調整は必要無いでしょうから、匙の事を見舞いに来やすい様にしてくれたのでしょうね。皆もそれが分かっているのか嬉しそうにしていますね。















アザゼル先生のラボから退院とでも言えば良いのか分からないが、とりあえず出撃許可が降りた。そしてアザゼル先生からの指令を受け、会長に上申した結果、禁手と新しい身体の慣らしも兼ねて神との殺し合いに向かう。

翌日、北欧の神オーディン様と日本神話との会合のホテルの屋上に会長やグレモリー先輩達とは別に透明の聖剣の力でこっそりと隠れていたのだ。そのまま転移にも巻き込まれても隠れたまま待機する。

オレの役割はイレギュラー時の対応だ。だから出番はまだ先だろうと思っていた。予定通り白龍皇とフェンリルが別の場所に転移し、ロキが更に二頭のフェンリルを呼び出した事で出番が早くなる。二頭のフェンリルの間に風上から移動して立ち、体内からエクスカリバーを引き抜き、擬態と破壊と祝福の力で一薙ぎで二頭の両手足の健と頸動脈を斬る。

「所詮は野生を忘れた飼い犬か。神殺しの看板はオレが貰ってやるよ」

倒れ伏す二頭にラインを繋げてその血を取り込む。しかし、神殺しと呼ばれる様な力が宿っていない事に気付く。どうやら牙に神殺しが宿っているようだ。牙にラインを繋いで神殺しの力を貰おうと思ったのだが、牙に触れた途端千切れる。なるほど、神殺しとは名ばかりで神に特化しているのではなく神をも殺せる力を持っているだけか。特性でない以上、吸収する事は出来ないか。

神殺しは諦めて会長の方に合流しようと思っていたら、ロキから何かが放たれた。狙いはオレの横に居る二頭の頭。すぐさま邪龍の黒炎で焼き払う。

「何のつもりだ、
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