旧
1話
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異常な怪力を見せ始めたって。それだけですよ」
そう言って見えるラインを全て回収して敵意がない事を見せる為に両手を挙げる。
「先程から素直に質問に答えている訳ですが、一つだけ聞かせてもらえますか?」
「なんでしょう?」
「会長達は一体何なんです?こいつみたいなのは今までにも数回戦ってますけど、まともに会話も出来ない奴ばっかだったものでさっぱり分からないんですけど」
「知らずに戦っていたのですか!?まさか神器の事も?」
「神器?」
「貴方が使っている黒い物の総称です。詳しい名前まではちゃんと調べない事には分かりませんが、神器で間違いないでしょう」
「なるほど。それで、オレの質問の方は?」
「そうですね、率直に答えましょう。私達は悪魔です」
そう言って生徒会の人達に蝙蝠の様な羽が現れる。あ〜、さすがにちょっと予想外だったな。
翌日、オレは生徒会室に呼び出され、詳しい説明を受ける事になった。意外とめんどくさいことが判明したが、会長は真摯に事細かに説明してくれた。そして最後に眷属に、転生悪魔にならないかと問われた。オレは答えを保留してもらい、会長の人となりを知る為に生徒会への所属を願い出た。結果、オレは庶務として生徒会に所属する事になる。
生徒会に所属する事になったオレは、生徒会の仕事を教えられながら会長や副会長の悪魔の仕事に付き添って見学や補助を行わさせてもらっている。たまにあるはぐれ悪魔の討伐は黒い龍脈のラインがギリギリ届く位置からの覗き見だけしかさせて貰えない。さすがに偶発的な戦闘ならともかく、眷属ではない者を連れて行く事は出来ないと言われれば素直に下がるしかない。たまに手を出したくなる様な事体に陥っているが、歯を食いしばって我慢する。戦闘が終わった後に黒い龍脈の力を応用して治療を行うのは許されている。
オレの持つ神器、黒い龍脈はラインを接続する事で接続対象から力を吸い取る事の出来る神器らしいのだが、オレが昔から色々と使い込んでいる所為で吸い取る物を選択出来る上にラインをオレから切り離して別の対象に繋げる事も可能で、不可視化やラインの本数、ラインと視覚の共有や吸い取った物を蓄えておく能力など資料外の性能がごろごろと判明している。それも仕方のない事だろう。黒い龍脈はオレだけの神器じゃないからな。
そしてしばらく時が経ち、2年へと進級したすぐ位に隣のクラスの兵藤が堕天使に殺され、会長と同じく悪魔であるリアス・グレモリー先輩によって転生悪魔となったそうだ。そして、堕天使に関してはグレモリー先輩達、オカルト研究会が対応することになった。することになったのだが、この場合は不可抗力だよな。
「死んでもらうっす!!」
「甘えよ」
生徒会の仕事を終えて帰宅す
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