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真・龍神†無双
第1話
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りますが、痕が残って分かりやすいので」

「……そう、分かったわ。他に使える者に心当たりは?」

「私の家族ですね。夫とその側室達、私を含めて4人ですね。最悪、私達と敵対していた奴が1人。そいつにバラバラに飛ばされましたから」

そんな相手はいませんが、そうですね、最初の世界の曹操みたいな奴でいいでしょう。英雄を名乗っておきながら英雄らしい所は一切ありませんでしたけど。中途半端なんですよね。正にも邪にもどっちつかずで。元士郎はリアスとのレーティングゲームで己の芯を作り上げた途端にプライベートでは変な方向に迷走しながらも、仕事になれば自分の役割を徹底してこなす。主の私の命令も曖昧に受け取って。裏でこそこそと暗躍しつつ表でも大活躍と扱いにくかったですが。常に令呪で縛ってないと何をしでかすか分かったものではなかったです。

さてと、このまま相談役みたいな位置に転がり込めれば楽なんですけどね。どうなることやら。







「はいは〜い、それじゃあ、今日も袁家のために元気に働こうねぇ〜。毎日言ってるけど、消えた人間は気にしないように。分かるよね?真面目に働いていれば他の所で働くよりは多く貰えてるよね。身の丈にあったことをしないとすぐに破滅だから。はい、解散」

袁紹ちゃんの元に身を寄せて早三ヶ月。筆頭軍師として部下を右から左に振り分け抜き打ち査察と確認と許可を出すだけの簡単なお仕事で、袁家の資産は日々増え続け、上から下への好景気を促す。袁紹ちゃん、乗せやすい性格で考えが薄いけど、根は善良だし、そこそこの部下が大量に集まってるからよっぽど酷いのを排除してもまだまだ普通に運営できる。

財は貯めるだけでは意味がない。常に流動させることで膨れ上がっていくものなのだ。あと、袁紹ちゃんの運が凄い。黄金律もB+位はある。そしてお金は寂しがり屋だから仲間がいる所にどんどん集まる。集まったお金をばら撒いてまた集め直す。ばら撒く時に兵士の訓練代や装備費に給金、街の工房や職人に色を付けたり競争させたり、街の拡張工事と区画整理、派手好きな袁紹ちゃんのために月に一回お祭りもやって。

このまま経済による大陸平定を目指してみようとした所で南から1万の賊が領内の最南端の街を襲っていると報告が入った。

「どうするんだい、クラちゃん」

軍議の場で筆頭武官の文ちゃんが尋ねてくるけど答えは簡単だ。

「常備兵の半分の4万」

「はい?」

「騎兵を五千、弓兵を四千、弩兵を千、歩兵を二万、工兵やら補給部隊を一万。文ちゃん、先に騎兵だけで良いから先行して割って後方に広く広がっておいて。顔ちゃんは歩兵とかを連れて行って文ちゃんと共に包囲殲滅。賊が相手ならそれで十分。田豊ちゃん、街の復興をお願いね。建材も食べ物もお金もがんがん送るから1ヶ月
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