第1話
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世界に降りれるようにする。何とか近くの三国志の武将か軍師に合流する運びで」
「元士郎、元士郎だけは降りる場所をちゃんと指定した方がいいと思うんだけど」
「絶対指定した方がいいって」
「そうですね、指定したほうが」
三人にリアルラックの問題でランダムは止めろと言われる。そう言われると反発したくなるのがオレなのだ。
「いいや、絶対にランダムで飛ぶ」
術式を発動してランダムでオーフィスのいる世界に転移する。
「砂漠かよ。え〜っと、北極星があれだから、現在地は、エジプトかよ!!げっ、転移と飛行がレジストされる。竜化も出来ない。まじかよ。世界の法則か。魔術は、燃費は悪いが使えるな。おっ、道術だけは燃費が良い。三国志がメインだからか?」
現状を確認し終えたあと、とりあえずは北に向かう。いつぐらいに到着できるんだろうな。己のリアルラックを恨みながら砂漠を走る。
「元士郎だけ連絡がつかない。大分遠くに落ちたみたいだね。蘭はどの辺り?」
『こっちは南東だから呉が近いかな。クラリッサは?』
『北の方、ちょい東寄りだから有名なのだと公孫?だった?』
「私は中央に近いね。どこを中央と言って良いのか分からないけど。うん?あれは、旗、曹に夏が2つってことは曹操を引いたみたい」
土埃を巻き上げながら掲げられている旗を確認する。
「とりあえず、遠くから魔術、こっちだと妖術になるのかな?まあ、それで飛ばされてきたって設定で行くから」
『こっちもそれに合わせようかな』
『それが無難ですね』
そこで念話を切って、こちらに向かってくる曹操の軍を待つ。軍が私の前で止まり、奥から金髪でツインドリルテールの女の子とその娘に控えるように黒髪の女性と青髪の女性が出て来る。
「まさか管路の占いどおりだとはね。貴方が天の御遣いとやらかしら」
「管路?占い?」
私達を予測した?いや、本来の天の御遣いが居たからそちらと勘違いしているのだろう。
「簡単に説明すれば、管路は大陸一と呼ばれる占い師よ。その管路が今の乱れた世を天の御遣いが正すという占いを出して、それが民達の間に広がっているのよ。そして、その天の御遣いは流星と共に現れるとも」
「なるほど。まあ、何を天の御遣いとするかは知りませんが、私の見解から言わせてもらえば、答えは否。私がどういった存在かを説明するならば、魔術師と名乗っておきましょうか」
「魔術?」
「見たほうが早いでしょう」
右手を掲げて、水の槍を作り出して、遠くに見える岩に射出して粉々にする。
「妖術使い!?」
三人どころか軍全体がざわめいて若干引いている。なるほどなるほ
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