ガンダムW
1662話
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のは悪い話じゃないんだが……」
元々シャドウミラーが少数精鋭なのは、前線に出て戦うメンバーはガンダムパイロット級、もしくは準ガンダムパイロット級の操縦技術が必須だった為だ。
だが、MSパイロット以外でなら、人数は多ければ多い程……とはいかないが、それでもある程度はいた方がいい。
凛がやっている書類整理もそうだし、現在は連合軍から人を借りて行っている整備とかの雑用……そして今回手に入れようとしているピースミリオンの運用にも当然人が多ければ多い程いい。
そう考えれば、悪い事ではないんだろうが……さて、どうしたものか。
一応シャドウミラーのトップは俺ということになってはいるが、この手の事は他の面々からも意見を聞いた方がいい。
……まぁ、何だかんだ言ってドクトルSを助けるんだから、ハワード、プロフェッサーG、老師Oの3人は賛成するだろうけど。
「取りあえず話は分かった。俺達が乗ってる艦の艦長に事情を話してみる。そこからどうなるのかは、連合軍の判断にも関わってくるから、何とも言えないが……それでも構わないか?」
「ああ、シャドウミラーに全て任せる」
言葉通り本当の意味で全面的に俺達に全てを託す……という訳ではないのだろうが、それでもこうして言葉にした以上、ある程度任せはするのだろう。
そのまま格納庫の床を蹴って、トールギスのコックピットに戻る。
「艦長、ちょっといいか?」
『はい、なんでしょうか?』
「この軍艦の正体が判明した。バートン財団から逃げ出して連合軍に投降しようとした者達と、シャドウミラーに合流しようとしている連中の集まりだった」
『……は?』
映像モニタに映し出された艦長は、俺が何を言っているのか分からないと、そんな表情を浮かべる。
まぁ、その気持ちは分からないでもない。
実際、俺も最初に話を聞いた時は同じように思ったのだから。
『ええっと、それは……何かの冗談か何かですか?』
「そう言いたい気持ちは分かる。分かるけど……残念ながら、本当だ」
『色々と疑問もあるのですが。例えば、どうやってここで私達を待っていたのか、とか』
「それに関しては、どうやってか通信を傍受していたらしい」
『通信を? ……一応様々なプロテクトが仕掛けられている筈なんですが』
「だろうな。けど、そっちの艦は色々と古いだろ? そしてこの艦には、ガンダムを開発した科学者が乗っている」
『っ!? それは、本当ですか!?』
ガンダムの開発者と聞いて、顔色が変わったな。
それは分からないでもない。
あれだけの機体を開発出来る技術者だ。連合軍にとっても、喉から手が出る程に欲しいだろう。
どちらかと言えば、ガンダムよりもトールギスを開発したという意味の方が強いかもしれないが。
連合
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