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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第77話 復活
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却下

誰も頼れない
自分でやるしかないようだ
ツリーダイアグラムに近いものを作らないと
あの子達に逢いたい
先生は諦めないからな
全てを敵に回しても居場所を無くされても
君達を助けるから


「!?」
流れて来た映像を観終えた六道は輪廻眼から涙を流して衝撃を受けた。
記憶を読み取った人間道が他の5人に向けて映像を感覚共有で脳内に流したようで息を激しくしている。
「本当に申し訳ない!」
「顔を上げてください」
六道の将天道がゆっくり歩いていくと頭を下げている木山の手を握った。
「!?」
「木山先生......信じられなくてごめんなさい。ずっと私達の為に動いていたんですね」
「しかし、結果として助け出す事が......」
首を横に振る。
「想ってくれるだけで満足です。木山先生」
「アタシ.....大好きな木山先生に酷い事しちゃった」
「いや、良いんだ。怨まれていると思っていたから......無事な姿が見れて安心した」
久しぶりの一部であるが教え子の再会に懐かしむ木山と元教え子の六道。
泣き腫らした目で木山に抱き着く畜生道の頭を優しく撫でる。
そこに天道が頬を赤らめながら木山先生に甘えるように少し恥ずかしがりながら。
「先生。また家に遊びに行って良い?」
木山の表情が綻んだ。
「もちろんだ」
天道の頭を撫でながら優しく言う。
「あー、ずるいずるい!私も行きたい!」
「アタシだって!」
「僕らはどうしよう」
「片付いたら私の友人達を招いて食事会をしようか」
「えー、先生に友達居るの!?」
「失礼な!これでも結構多いぞ」

再び動きだした木山達の時間。凍結して、裂かれていて逢えない時間の分だけその絆はより一層強くなる。

「ところで修羅道は最初から木山先生を庇っていたけどなんか知ってたの?」
「いんや別に」
「根拠なしで!?」
「当たり前だろ......惚れた女を信じるのが男だからな」

先生ってモテねーだろ
彼氏いんの?

......いないよ

じゃあオレが付き合ってやろーか?

余計なお世話だ!
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