ガンダムW
1661話
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にならなくてありがたい。
ともあれ、軍艦の格納庫に着艦し……そのまま格納庫の中を確認する。
作業機械のみで、MSらしき物は一切ない。……一切ない?
その事に疑問を覚える。
いや、言葉通りに軍事行動をしていないのであれば、それはおかしくないのか?
ただ、それでも軍艦に乗っている以上軍事行動中だと判断されてもおかしくはないのだが。
ともあれ、格納庫の周囲にいるのは軍人に見えないような人物ばかりだ。
……いや、どちらかと言えば技術者連中か?
ハワードの部下に似た雰囲気の者達ばかりだ。
どうなっている? いや、軍事行動ではないというのを示すには、こういう奴等を俺達の出迎えに向かわせた方がいいのは事実だが……それにしても、少しおかしくないか?
「まぁ、話してみれば分かるか」
そう判断し、トールギスのコックピットを開ける。
その瞬間……何故か、トールギスの周囲にいる技術者と思われる連中がざわめきの声を上げる。
いや、MSからパイロットが降りてきたのだから、それはおかしな話ではない。
だが……それでも白衣を着ている技術者と思われる者達の反応は俺の予想を超えていた。
何だ? 何が起きた?
ふと疑問に思って床に降りながらトールギスの方を見てみるが、特に変わった様子はない。
いつも通りの、深紅のトールギスだ。
「何があったんだ?」
「いえ……その、話には聞いていましたが、私共もこうしてトールギスを見るのは初めてなので……」
「まぁ、そりゃそうだろ」
トールギス自体が、これ1機しか存在していないのだから。
ああ、いや。でも原作だとトレーズが使った機体とか、劇場版でゼクスが乗った機体もあったか。
「そういう意味じゃない。正直、私にとってトールギスというのは、特別な機体なのだよ」
人を掻き分けるようにして姿を現し、そう告げた人物は……鼻にカバーを付けているような、そんな人物だった。
その人物が誰なのか、俺は当然知っていた。それはガンダムを開発した5人の内の1人。
ヘビーアームズを開発した人物……
「ドクトルS?」
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