暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1661話
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がどんな存在なのかは知る事が出来るだろう。
 ただし、それを知っているのであれば、俺達の力も同様に知っているという事になるのだろが。
 そして幸いにも……と表現すべきなのか、俺達の視線の先にいる軍艦は動きを止める。
 それがシャドウミラーの存在を知っていたからなのか、それとも単純に連合軍という名前の効果なのかは分からないが。

「さて、取りあえず動きは止まったけど……臨検するか?」
『ちょっと、アクセルが臨検するって言ったんでしょ。なら、アクセルがどうにかしなさいよね』

 咄嗟に臨検と言ってしまったので、綾子に臨検をするかどうか尋ねるが……戻ってきたのは、そんな言葉だった。
 いやまぁ、そう言われれば確かにそうなんだけどな。
 だが、臨検ともなればそれなりに手間が掛かるのは事実だ。
 そんな訳で、取りあえず向こうが動きを止めたという事もあり、俺達が乗ってきた軍艦に通信を入れて事情を説明し、どうするべきかを尋ねる。
 これがシャドウミラーとして判断するべき事であれば、勿論俺が判断してもいい。
 だが、今回の場合は連合軍としての行動だ。
 当然のように連合軍の軍人に話を聞くのが正しいだろう。
 ……うん、理論武装は完璧だな。

「そんな訳で、向こうの不審艦は動きを止めたんだけど、臨検するか?」
『そう言われましても……この艦は軍艦ではありますが、そこまで戦闘力はありませんよ? 乗っている軍人も、基本的にはこの艦の運用を任されている者が殆どですし』

 だろうな。
 元々俺達が乗っていたのは老朽艦と呼ぶに相応しい艦だ。
 勿論能力的には何も問題はないのだが、それでもそんな老朽艦に多くの軍人が乗っている筈もない。
 そんな老朽艦の軍人だけに、生身での戦闘力がどれだけ得意なのかは……考えるまでもないだろう。

「なら、このまま見逃すか?」
『連合軍として、そういう訳にも……』

 言葉を濁す艦長だったが、実際にはあの不審艦の映像が記録されている事が問題なのだろう。
 このままD-120コロニーに戻ってしまえば、後々何らかの罰が下されかねない。
 普通であればそこまで詳しく記録を精査したりはしないのだろうが、何しろ今回この艦に乗っているのはシャドウミラーとハワードの部下の面々であり、その目的は隠されているピースミリオンを入手する事だ。
 当然のように連合軍では、俺達の行動に興味を持っている者が多いだろう。

「臨検するのも駄目、見逃すのも駄目……となると、どうするんだ?」
『……そうですね。出来ればアクセル代表に臨検をして欲しいのですが』
「は? 俺にか? いや、勿論俺は構わないけど……それは色々と不味いんじゃないか?」

 艦長から提案された予想外の言葉に、俺はそう言葉を返す。
 実際、今回
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