ガンダムW
1661話
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デュオは止めたのだが……それでも、何かあった時に、シャドウミラーを防衛するだけの力が欲しいと言われて、それ以上は諦めたらしい。
実際問題、シャドウミラーの戦力は俺、綾子、五飛、デュオの4人だ。
そして全員が高い操縦技術を持っている。
以前は若干レベルが低かった綾子も、今ではガンダムパイロット級の操縦技術を持っているしな。
そして戦場では質よりも数の方が重要になる時もある。
つまり、俺を含めて4人のパイロットが操るMSで護衛に回せるだけの戦力がないのだ。
……まぁ、どうしても必要ならMDを譲って貰うという選択もあるんだが、それは出来れば避けたい。
俺達にMDのノウハウがない以上、OZや連合軍には遠距離からMDのプログラムを弄られる可能性というのは十分にあるからだ。
また、プロフェッサーGや老師O、ハワードのようにMDを嫌っている者もいる。
そうである以上、出来れば護衛はMSの方がいい。
そういう意味では、純粋に護衛戦力とするのならヒルデがパイロットをするというのは決して間違った選択ではなかった。
こう言ってはなんだが、ヒルデにはMSパイロットとしての才能がない訳ではないが……いいところ、平凡と呼ぶのに相応しい程度でしかない。
普通なら……連合軍のパイロットならそれでもいいのかもしれないが、残念ながらと言うべきか、それとも幸いにもと言うべきか、シャドウミラーのMSパイロットは全員がこの世界では超のつく一流レベルのパイロットだ。
……それでも俺が知ってる中では、あくまでも一流止まりであり、一流を超えた一流、超一流と呼ぶべき存在には届いていないのだが。
ぶっちゃけ、今では一流の壁を破りかけている量産型Wの方がガンダムのパイロットよりも技量は上だろうと思う程度には。
まぁ、それはともかくとして……
ともあれ、平凡なヒルデだからこそ、護衛の戦力として考えるにはちょうどよかった。
また、乗るMSについても現在俺の新型機になる予定のウイングゼロが開発中で、それが完成すれば俺はウイングゼロに、そして綾子はトールギスに乗り込み、自然と綾子の乗っていたトーラスが空く。
このトーラスもノーマルではなく色々と改修されており、そういう意味では放っておくのは勿体なかった。
うん、そう考えるとやっぱりヒルデがMSの操縦をするというのは問題ないよな。
そんな風に考えながら、俺はオープンチャンネルのスイッチを入れる。
「こちらは連合軍だ。そこの軍艦2隻、臨検するから少し止まれ」
正確には連合軍に雇われている傭兵なのだが、正直にそれを口にすると間違いなくこっちが甘く見られる。
……まぁ、純白のトーラスと深紅のトールギスという、紅白と呼ぶに相応しいMSだ。
少し事情に詳しい者であれば、すぐに俺達
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