一章エピローグ〜俺、ロリコンになりました〜(52話)
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れたおかげで……白は生き返った。感謝をいくらしても足りないくらいだ。
遮断装置がぶっ壊れて劣勢になったのは、9割方、ドナルド先輩とバトルしていたせいだが、それでも感謝できる。おれは両手を合わせて冥福を祈ってやる事にした。
「ドナルド先輩……あの世でゆっくりしてくれ。ブラドさん、アンタのおかげでかわいい孫娘を守れたぞ。
俺はロリコンかもしれんが、大事にするからな……というか、俺はロリコンじゃないし……。たまたま好きな娘がロリだっただけだから……ロリコンじゃないんだ……。
というか、エロ可愛すぎるだろ……なんだよ、あのオッパイ……毎日、我慢している俺って偉すぎるだろ……。パフパフして欲しいなぁとか、白のオッパイをみると思ってしまうんだぞ……ブラドさんの家系、エロ可愛い娘が絶対多いだろ……」
「確かに、ブラドさん、アンタは良い人だったね、ロリコンのトモヤ君」
なぜか隣にドナルド先輩が立っていた。死人ではない。ちゃんと肉の器があるオッサンである。
相変わらず、茶色のスーツは皺だらけで、本人から人生に疲れたサラリーマンという雰囲気が伝わってきた。幽霊ではない……?なぜだっ!?
「先輩っ!?なんで生きてるんだ!?綺麗さっぱり魂ごと消滅してただろ!?」
「さぁ、なんでだろうね。さすがの僕も魔王の攻撃には耐えられないはずなんだけど、なぜか生きてたよ。ほら、壊滅していたはずの米軍が死んでない事になったし、どういう訳か、僕が死んだという事実が修正されちゃったようだねぇ……気づいたらマインドクラッシャーを魔王めがけて、また撃ってたし……。
いやはや、世の中は不思議な事ばっかりだよ……」
「つまり……苦しみの魔族を身体に宿したままって事ですか……?」
「そういう事になるかなぁ……まぁ、全部どうでも良いんだけどね」
「はっ?」
「自分から破滅しようとするのは、前向きな生き方じゃないし止めておく事にしたよ。今はそうだなぁ……白ちゃんみたいな素直で強くて可愛い娘でも見つけて、家庭を作りたいねぇ」
「白はやらんぞ!」
「ははははは、あの娘は君にゾッコンみたいだからさ。寝取ろうとしたら面倒臭い事になるし、手を出す気はないよ?本当だよ?」
「でも……快楽の魔族の手先であるという事実は……変わらないんですよね?」
「なんだかんだ言って、快楽の魔族は比較的平和だし。低コストで腐敗を浄化できる民主主義を気取っているし、快楽の魔族が勝利した方が利益になると思うから、僕はこのままグダグダ過ごす事にするよ。
あ、警察に通報しちゃ駄目だよ?この都市は腐っているからね。酷い目に会いたくないなら、どうか僕を見逃してよ。大事な白ちゃんを……守りたいだろぉ?」
「……」
「それじゃ、さようならだ。白ちゃんと幸せにな
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