127部分:第十二話 聖剣の真実その一
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魔の里にか」
林彪も言うのだった。
「危ないなんてものじゃないな」
「メンバーも決まっているしな」
項羽が指摘したのはここであった。
「援軍は今更無理か」
「それに間に合う可能性はない」
竜魔はそこまで考えていた。
「俺としても是非夢魔は来て欲しいがな。やはり里の護りは必要だからな」
「じゃあ俺達だけでやるしかないか」
「七人でか」
「やれるところまでな」
「二人の分まで」
「やってやるか」
劉鵬、霧風、林彪、項羽、小龍がそれぞれ述べた。そして最後に小次郎が。
「次の勝負は剣道だったよな」
「うむ」
竜魔が彼の言葉に頷いた。
「その通りだ」
「場所は何処だ」
「敵地だ」
竜魔が次に言った言葉はここにいる六人の心を強張らせるには充分だった。
「敵地っていうとまさか」
「そう、そのまさかだ」
林彪に対してあえて冷静に答える。
「誠士館だ」
「やっぱりな。そこか」
「誰が行く?」
小龍は兄弟達の顔を見回しながら問うた。
「誰が。敵地に行くんだ」
「俺が行く」
最初に名乗り出たのは項羽だった。
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