【ハリー・ポッター】編
192 侵入者シリウス・ブラック
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を護っているカドガン卿はしょっちゅう合言葉を変えるので一年生を中心に合言葉のメモ──隠していたみただが持っていた知っている。
ネビルはそのメモをを落としてしまったらしく、もうそのメモはクルックシャンクスを通してシリウス・ブラックの手へと渡っている公算が高い。
(……まぁ今回ばっかりはそのうっかりさ≠ノ感謝だな──お?)
「……来たか──シリウス・ブラック」
ネビルのうっかりに内心で感謝しつつ“忍びの地図”を淡く光っている杖先で照らしつつ捲っているとふと[シリウス・ブラック]の名前を見つけた。
合言葉のメモがネビルからクルックシャンクスへ──そしてシリウス・ブラックへと渡ってしまっている可能性を考慮していたのでネビルが合言葉のメモを落として以来、こうやって小間切れに地図≠確認していた甲斐があった。
深夜という事もあって、夜間の見廻りなのか──[アーガス・フィルチ]とある以外は誰もほっつき歩いていないので、[クルックシャンクス]を先導に、[シリウス・ブラック]の名前がグリフィンドール寮への道程を真っ直ぐ──それこそ我が家歩く様な速調でやって来る。
[シリウス・ブラック]の名前がグリフィンドール寮の談話室への隠し扉が在るところで着く。しかしぱっと談話室へ侵入してくると思っていたのだがそうではなく…
(よし…)
「いたずら完了=v
“忍びの地図”を手早くしまい、杖の明かりを消してシーツに潜り込む。杖は持ったまんまだ。
……この前アニーと一緒にルーピン先生とピーター・ペティグリューについての話が終わった時に俺が提案した作戦──所謂釣り≠セ。
“忍びの地図”を倉庫≠ノ仕舞ってから数十秒。俺が居る部屋に誰かが入ってくる様な気配がした。地味に時間が掛かっていたのは順繰りにメモを読んでいたからだろう。
(後少し…後少し…)
気配の主が一歩二歩と俺のベッドに近寄って来るのが判る。枕元に猫ほどの大きさの何か≠ェ乗ってくる、大きさとその臭いからしてそれ≠ェクルックシャンクスなのだと暫定した時──遂にそいつ≠ェ俺の被っていたシーツに手を掛けて…
(今だっ!)
――“麻痺せよ(ステューピファイ)”!
そいつ≠ェシーツをひっぺがしたその刹那、それを待っていた≠ニばかりに放った失神呪文≠フ呪詛がそいつ≠貫いた。俺の失神呪文≠もろに受けたそいつ≠ヘベッドに力無く倒れ込んでくる。
「……全く、俺が男だったから──理由≠知っていたから良かったものの…」
俺はそんな風に呟きながら倒れ込んできたそいつ≠危なげない様にキャッチして、体を入れ換える様にしてそいつ≠仰向けに寝かせる。
そ
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