【ハリー・ポッター】編
191 クリスマスの予言
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ん…)
「ロンはまだホグズミードに行ってなかったわよね」
俺としてはホグズミード行きに関しては、アニーの事を抜いて考えればどっちでも良い≠ニしか思っていなかったので、ハーマイオニーへの返事をしあぐねいていると、ハーマイオニーは心無しか頬を朱に染めていて…
「もし良かったら──」
そこそこ数の女性と懇ろな関係となって幾年月。ハーマイオニーの次の言葉が所謂デートのお誘い≠セと云うのは何となく判ったが、ハーマイオニーは現在地≠忘れていた。
……ハーマイオニーが囃し立てる周りの連中に対して舌縛りの呪文≠掛けるまで10…9…8…
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ホグズミードにアニーが来ることもなく──英雄ピーター・ペティグリュー≠フ話を聞くこともなく、あっという間にクリスマスが来た。
「それにしても──ここまで人が居ないと寂しいものね」
昼食を摂るため広間へと向かう途中、ハーマイオニーはアニーの“忍びの地図”を眺めながら感慨深げに呟く。
“忍びの地図”が示しているのは、俺とアニー、ハーマイオニーを除いたら片手で数えられるくらいの人数──たった3人だけだった。……去年もバジリスクの騒動で少なかったが、今年は更に少ない。
……ちなみにアニーはフレッドとジョージから譲られたと云う“忍びの地図”を持っているが、ハーマイオニーからはどうこう言われていない。大方、俺の知らないところで話を付けてあるのだろうと予想している。
閑話休題。
(おう…)
アニーに地図≠仕舞わせ──広間に入ると、軽く面を食らってしまった。いつもなら広間には長テーブルが4つ並べてあるのだが、今日は横に立て掛けてあり、広間の中央に──量と人数から察するに12人分の料理が並べられているテーブルがあるだけだった。
(……何でパーシーは残らなかったんだか…)
テーブルにはダンブルドア校長、マクゴナガル先生、スネイプ先生、スプラウト先生、フリットウィック先生──そしてフィルチが各々に腰掛けており、諸教授──と管理人と食卓を並べられるのでパーシーの様な意識高い系>氛氓烽ニい、向上意欲のある人間だたら是非とも着席したいであろう食卓だ。
内心でパーシーに自慢してやろう=Aと意気込んで、お腹を空かせながらテーブルに近寄る。ダンブルドア校長が一声。
「メリー・クリスマス!」
テーブルに寄ってきた俺達の姿を確認したダンブルドア校長がそう迎えに入れてくれたので、俺達もちゃんとメリー・クリスマス≠ニ返しておく。
「入った時、一瞬広間だとは思いませんでした」
「……ことしのクリスマスはホグワーツにたった6人しか残らなんだ──故に余分な
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