【ハリー・ポッター】編
188 3年目のハロウィーン
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ズ曰く癇癪持ち≠ネシリウス・ブラックだが、さすがに本人も大量殺人犯≠ニ世間一般で呼ばれていることくらいは自覚出来ているはず。
そんな状況下、シリウス・ブラックがあの<_ンブルドア校長のお膝元であるホグワーツの城内を無為に歩き回るとは到底思えなかった。
「……でも暴れ柳≠フルートを使うとしても縛り術≠ニか凍結呪文≠ェ必要だよね…」
「だよなぁ…」
アニーのそんなぼやきは、俺も疑問に思ったところだ。魔法使い≠スるもの、やはり何をするにしても杖≠ヘ必要だからだ。
「……ところで──そもそも、シリウス・ブラックが杖を持ってる可能性は?」
「無い──とは言いきれないが、可能性は低いな」
「どうして?」
「だってそこらのグリフィンドールの──出来れば下級生に服従の呪文≠掛ければ一発じゃないか」
思い出すのはロン・ウィーズリー≠【叫びの館】までシリウス≠ェ引き摺っていったシーン。もしあそこの場面で杖がシリウス≠フ手元にあったなら──魔法が使えたなら、ロン≠ノ──ハリーの親友≠ノ要らない怪我を負わせずに済んだ公算が高かった。
(それに──そろそろルーピン先生あたりが俺に干渉してくるだろうしな)
その為にガリオンくじを当てたようなものだ。むしろルーピン先生なら、闇の魔術に対する防衛術≠ナ俺と会った初日から干渉してきてもおかしくなかったかもしれない。
……こんな事件があった手前、そろそろ干渉してくる可能性が高い。
「服従の呪文≠チて…。汚いさすが魔法使い汚い」
「まず使わんだろうけどな。……夜も更けてきたし、そろそろ寝ちまおうぜ」
「そうだね。ボクも眠くなってきたし──おやすみ、ロン」
「おやすみ、アニー」
SIDE END
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