【ハリー・ポッター】編
188 3年目のハロウィーン
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(と)んだ。……もちろんながらただ遊ぶためではなく、予て造っていたぼくのかんがえたさいこうのほうき≠テストするためでもあった。
……クィディッチ杯が是が非でも欲しいらしいマクゴナガル先生からは何度も──何度も何度も優勝するよう頼まれたりする一幕があったりしたがそれはご愛敬だろう。
また閑話休題。
「……一年の時はトロール、去年は石化したミセス・ノリス──さて、今年は何が起こるんだか…」
アニーを箒に乗せて、アニーからの感想はO:大変よろしい≠ニ云うもので、箒のテストも大方終わり、クィディッチのピッチから城への帰り道。アニーは箒を担ぎながら、「今年に何か起きたら時報≠ニ書いてハロウィーン≠ニ読んでやる」と付け加えながら呟く。
(……実際起こりそうだよなぁ…)
俺の【ハリー・ポッター】の知識は、重大な情報こそ──お辞儀さん(ヴォルデモート)≠フ倒し方とかは覚えているが、シリウス・ブラックが最初にホグワーツへ侵入する日時>氛氓ネどと云った、細かい内容は曖昧だ。
……そして、ハロウィーンの日──今日と云う日が、シリウス・ブラックが【ホグワーツ魔法魔術学校】に侵入する≠ニ云う大事件によって──アニーの言った通り、某かの騒動のスイッチになるのだと俺も実感するのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シリウス・ブラックにグリフィンドール寮への隠し扉となっている太った婦人≠フ絵が襲われてホグワーツの城内はてんわやんわとなった。
シリウス・ブラックが校内を彷徨いているかもしれないのでダンブルドア校長は全生徒に今夜は広間で寝る様に≠ニ指示を出した。……そんな状況下なので、広間は修学旅行の夜の旅館みたいな様相を呈していたが、ホグズミードとハロウィーンの二連チャンなので皆──特に三年生以上の上級生のほとんどが眠っている。
「……シリウス・ブラックはどうして婦人≠襲ったんだろう」
ハーマイオニーもネビルも眠っていて暇をもて余したのか、アニーが小声で話しかけてきた。
「……今シリウス・ブラックについて判るのはホグワーツの生徒だった∞ホグワーツの城への侵入方法を知っている∞グリフィンドールの寮の場所を知っている>氛氓チてくらいか」
「“忍びの地図”──とフレッド、ジョージによれば、ホグワーツに侵入するには隻眼の魔女の像≠フ近くのコブが一番現実的なんだよね?」
「ホグワーツからの£ハ路だな、それは。コブ≠フ向こうから開ける方法があるにしても、杖が必要だろう」
シリウス・ブラックが杖を持っているとは考えにくかったので、アニーの言葉にそう註釈をそえておく。……ピーブ
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