第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change1:修行する赤〜Malice beating〜
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バランス・ブレイカー》』に至るか……」
俺―――兵藤一誠は自室の布団で仰向けになりながら考えていた。
どのような変化があればあの力に成れるのか…。
所有者の劇的な変化…木場は自分の過去と真剣に向き合いそして覚悟を決めて至った。
俺にはこの世界に流れに逆らえるような覚悟ができるだろうか…。
『ほう…性欲の権化とも言われているお前がそこまで考えているとは驚きだな』
「!?って…ドライグかよ。驚いたぜ」
最近こうして俺の宿っている伝説のドラゴン、ドライグがよく話しかけてくる。
「しかも性欲の権化って相変わらず失礼だな…」
『別に嘘ではないだろう?学園では異性の更衣室を覗き、先頭では女性の服を弾き飛ばす技まで持っているんだぞ?それを性欲の権化以外でどうたとえる?』
うぐ…。正論過ぎて反論できない………。
『だが今はこうして俺の力と真剣に向き合いそして『禁 手』のこともしっかりと考えている。今までほとんどの所有者はただ己の欲求を満たすためだけに力を求め俺の力に真剣に向き合おうとしなかったからな』
「え?そうなのか」
『そうだ例外は三人ほどいるが、ほとんどの所有者は俺の力におぼれ自滅したか、白やつや歌姫の所有者それとほかの神器所有者に滅ぼされたからな』
まじかよ…もしかして俺もそうなっちまうのかよ……。
『それはないだろう。今代…お前はほかの所有者たちと比べて俺との会話を真剣にしてくれる。そして何より尾間は自分自身の力を欲求よりも他人のために使おうとしているからな』
「そうか……」
俺は自分の左手を見つめる。
俺はこの力をみんなを守るために使いたい。そして願わくばシンの隣で恥じないような力がほしい。
もう守られるだけなのは嫌なんだ。
だから俺はみんなを守るためにこの力を高め、そして俺の手に届く範囲の人たちを助けたいんだ!!
「ドライグ…俺決めたよ」
『ほう…。いってみろ』
「俺はお前の力に真剣に向き合いそして高めていく。そしてこの力はみんなを守るために使うぜ!!」
俺は自分の左手に向かって決意を言うと……。
『ククッ…。ハッハハハハ!!』
なぜか笑われた。
「ちょっ!?笑うなよ俺がまるで滑ったみたいじゃねえか!!」
『すまない…別にお前を馬鹿にしたわけではない。ただそんなこと言った所有者がお前が初めてなのでな。少々取り乱してしまった』
まったく。とんだ天龍さまだぜ…。
『それにしても面白いぞ小僧…否、兵藤一誠。その覚悟確かに聞き届けたぞ。ならこの三天龍と称された『赤 龍 帝』ドライグ。お前が強くなるため俺もお前に尽力して見せよう!!』
「
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