第14話
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全身に膨大な魔力を纏って凶悪な笑みを浮かべたレンの話を聞いて驚いたヴァルカンはレンを睨んだ。
「クスクス、冥途の土産に特別に教えてあげる♪”西ゼムリア通商会議”で”鉄血宰相”の暗殺を失敗した帝国解放戦線幹部”G”がクロスベル警察に追い詰められて、最後は地下水道に飛び込んで自爆したって話は”六銃士”による自分達の敵対勢力を必要以上に作らない為の情報操作よ。Gの本当の最後は”六銃士”の一人―――”微笑みの剣妃”に両腕を斬り落とされた挙句心臓を貫かれて、最後は自分達の襲撃が”六銃士”に利用された事を教えられて”無念”って言葉を口にして首を刈り取られたそうよ♪」
「!!!」
レンの答えを聞いたヴァルカンは目を見開き
「炎よ!氷よ!雷よ!大地よ!光よ!闇よ!そして無よ!今ここに全て具現せよ!」
ヴァルカンに衝撃の事実を語ったレンが詠唱を終えると、レンの背後に様々な属性の武器達が召喚された!
「畜生……畜生……ッ!こんなふざけた終わりが俺の最後だって言うのかよ……!C!どうか俺達の無念を晴らしてくれ……っ!」
「さあ!お茶会の始まりよ!虹の門!!」
ヴァルカンが悔し涙を流しながら無念を叫んだその時レンの言葉を合図に武器達は一斉にヴァルカンに襲い掛かった!
「ぐああああああああああぁぁぁぁぁぁ――――ッ!?」
全身を武器に貫かれたヴァルカンは悲鳴を上げ
「うふふ………これで終わりよっ!!」
レンは最後に指を鳴らして炎、冷却、雷、地、暗黒、神聖、純粋が全て混ざった大爆発を起こしてヴァルカンを塵も残さず消し飛ばした!
「クスクス、仲間の無残な最後を知った”C”はどういう反応をするのか、ちょっとだけ見たかったわ♪」
Sクラフトを放ち終えたレンは大鎌をしまって小悪魔な笑みを浮かべてある人物の顔を思い浮かべた。
「私の炎に悶えなさい!―――ハアッ!!」
スカーレットは自分達にむかってきたエリゼ達に先制攻撃を叩き込むために炎を宿した法剣で薙ぎ払う攻撃―――フレイムスラッシュを放ったが
「光よ、悪を斬り裂け―――昇閃!!」
「ッ!?キャッ!?」
自身の得物である聖剣に神聖魔力を纏わせたメサイアの一撃によって法剣に宿った炎は消し飛ばされ、更に華奢な見た目とは裏腹のメサイアの一撃の予想以上の重さに対抗できなかったスカーレットはふっ飛ばされた。
「七色の光の矢よ―――プリズミックミサイル!!」
「チッ……!―――邪魔よっ!!」
メサイアに続くように放たれたセレーネの魔術によって発生した虹色の光の矢が自分に向かってくるのを見たスカーレットは空中で受け身を取って地面に着地した後、襲い掛かる光の矢を側面に跳躍して回避してセレーネ目が
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