ガンダムW
1659話
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るから、機材はそこに運び入れてくれ。場所は連合軍の軍人に聞けば分かるから」
荷物を運ぶ場所を教えてから、俺はハワードやプロフェッサーG、老師Oを連れて移動するのだった。
「バルジが……のう」
俺と3人の科学者が集まった部屋の中で、事情を説明されたハワードはしみじみと呟く。
それでいながら、やはり驚いた様子は隠せていない。
……サングラスのおかげで、あまり驚いた様子は見えないが。
「一体どのような勢力がバルジを占拠したのか、多少気になるの」
「だからって、シャドウミラーが出撃して様子を見てきたりはしないぞ」
その言葉に、ハワードは残念そうな表情を浮かべる。
まぁ、バルジが消えた時の事を考えれば、科学者に対してそこに興味を持つなという方が正しいのだろうが。
「ともあれ、バルジの件は今は置いておく。どのみち、今の俺達にどうにか出来る訳でもないしな」
既にバルジは再び俺の空間倉庫の中に戻されている。
そうである以上、今更バルジについて騒いでも、全く意味はなかった。
それよりもハワードがやってきた以上、今はもっと優先してやるべき事があった。
「シェンロンガンダム、デスサイズ、ウイングゼロ……出来れば他のガンダムを作った科学者も引っ張ってきたかったんだが……それが無理な以上、ここにいる3人でやって貰うしかない」
原作だとシェンロンガンダムとデスサイズの改修はドクターJ、ドクトルS、H教授の3人も協力して行った作業だが、今回は目の前の3人だけでやって貰う必要があった。
もっとも、原作と違って今回はその作業に集中するので、最終的には問題ないだろうと判断しているが。
ただ、そこにプラスしてウイングゼロと……そしてピースミリオンの件もある。
その辺りを考えると、この先も何度かバルジを使って宇宙を混乱させ、戦いを起こさない膠着状態にする必要はあるだろうが。
「それと、移動式のMSを建造可能な奴の件だが?」
「ピースミリオンか」
俺の言葉に、プロフェッサーGが呟く。
……そう、そのピースミリオン。俺はプロフェッサーGとハワードが独自に建造したものだとばかり思ってたんだが、連合軍のデータ……というか、歴史を調べていて、驚くべき事が分かった。
このピースミリオン、実はまだプロフェッサーGやハワード達がOZにいた時に、連合軍の将軍の要請により作った物だったらしい。
ただ、建造したのはいいものの、結局出番はないままに月の裏側に隠されていたとか。
ぶっちゃけたところ、その将軍が作ったピースミリオンをプロフェッサーGとハワードがパクって隠しておいた訳だ。
そもそも、ピースミリオン級という分類がある以上、連合軍の中にしっかりとピースミリオンがあって
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