暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1658話
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この時代になってようやくそれが開発可能になったらしい。

「いや、だからって……あのトールギスを綾子に? 下手をしたら、死ぬぞ?」
「どういう事?」

 この中で唯一、まともにトールギスが戦っている光景をその目で直接見た事のないヒルデが、デュオに尋ねる。
 そして尋ねられたデュオは、俺の方を見て呆れたように溜息を吐いてから、口を開く。

「トールギスは、初めて作られた戦闘用MSだ。別名プロトタイプ・リーオーとも呼ばれている。名前こそリーオーとついてるけど、実際にはそんなものじゃない。ガンダムと互角に戦えるだけの性能を持っているし、実際アクセルがトールギスを操った時はガンダム3機を相手に互角の……いや、勝利をもぎ取ってるしな」

 デュオの言葉に、ニューエドワーズ基地で勝利をもぎ取られた……唯一気絶して鹵獲されてしまった五飛が、不愉快そうな表情を浮かべる。

「へぇ……凄いのね」
「ああ、凄いさ。ただ、リーオーが開発されるよりも前の技術でそれだけの性能を叩き出すんだ。パイロットの事は全く考えていない機体なんだよ。それこそ、普通の……連合軍のパイロットが乗ったらまともに動かせず、能力を限界まで出そうとすればパイロットは死んでもおかしくない程にな」
「……え?」

 本当? とこちらに視線を向けてくるヒルデに、頷きを返して口を開く。

「だが、言っておくが綾子の身体能力はデュオや五飛といったガンダムのパイロットよりも上なのは知ってるだろう? それこそ、トールギスを乗りこなせるくらいの身体能力はある。……だろ?」
「恋人にそう言われちゃ、あたしも張り切らない訳にはいかないかな」

 俺の言葉に笑みを浮かべ、綾子はそう告げるのだった。
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