ガンダムW
1658話
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と危険が大きすぎるからな」
「あー……だよな」
デュオも俺の言葉に異論はないのか、納得したように頷きを返す。
「でも、アクセル代表。もしバルジを上手い具合に手に入れる事が出来れば、連合軍はOZに対して凄く優位になるのでは?」
「ヒルデが言いたい事も分かるが、未知の勢力を相手にするとなると、色々と不明な点は多い。……この場ではっきりと言っておくが」
幸いにもシャドウミラーに与えられた部屋の中には、ウイングゼロを含め諸々の件で忙しいプロフェッサーGと老師O以外は全員集まっているので、この場でしっかりとシャドウミラーの方針を口にする。
「俺達が雇われたのは、あくまでもOZ……そしてバートン財団といった既存の勢力に対抗する為だ。少なくても、バルジを占拠した未知の勢力を相手にする為じゃない。その辺はしっかりと覚えておいてくれ」
未知の勢力という意味では、地球で結成されつつある中東連合もそれに入るんだが……それでも中東連合の戦力は、あくまでもMSを始めとした既存の物だ。
少なくても、俺が生み出す炎獣のような今まで全く戦った経験のない存在ではない。
そもそも、バルジの件で俺達がどうにか出るとなれば、俺がどうすればいいのかといった問題もあるしな。
「……ふん」
そんな俺の言葉が気にくわなかったのか、五飛は鼻を鳴らす。
何だか今更だけど、五飛を見ているとイザークを……それもシャドウミラーに合流した当時のイザークを思い出すよな。
今でこそオウカとくっついた影響もあって、以前程俺に突っかかってくるような事はなくなったが、それでも生真面目なところはある。
そのせいで、何かあればすぐに注意してくるような……そんな口うるささを持つようになっていた。
それでも、こうして暫く会っていなければ顔を見たくなるのは間違いない。
ともあれ、そんな五飛の様子はスルーしておく。
「じゃあ、アクセル。あたし達は暫く様子見って事でいいのか?」
「ああ。ただし、綾子にはトーラスで連合軍の兵士を鍛えて貰う以外にも、トールギスに慣れて貰う必要がある」
「嘘だろ!? 本気か、アクセル!」
俺の言葉に異議を唱えたのは、トールギスに慣れるようにと言われた綾子……ではなく、デュオだった。
信じられないといった様子で視線を向けてくるデュオに、頷きを返す。
「そうだ。今はまだ完成してないが、プロフェッサーGと老師Oには……そしてこっちに合流予定のハワードには俺の新型機を設計して貰う予定だ」
まぁ、新しい機体ではあっても、実際に設計されたのは随分と昔なんだが。
ただ、ウイングゼロが設計された当時は、技術的な問題だったり、それ以外にも様々な理由があって、ウイングゼロを作ることは出来なかったらしい。
今、
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