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ブレイブソード×ブレイズソウル 傷だらけの魔王「EDEN壊滅編」
第三部
十七章
叛逆の魔王狼
[8]
前話
真っ赤な血が飛び散った
ノヴァ「マスター・・・逃げ・・・て」
獣に腹を貫かれ大量の血を吐き出し自らを盾にしてでもサスケを守り抜き彼女はそっとサスケと腕の中で息を引き取った
━ハカイ・・・タダヒタスラ・・・ハカイ・・・スルダケダ・・・サツリクサツリク・・・・・・・・・━
ノヴァを殺した冥獣・・・いや・・・霊獣・・・をも恐れさせる魔力を放出していた・・・ただ分かったのは狼のような姿をしていたのだ
━サスケ・・・カラ・・・ハーメルンヲ・・・スベテハ・・・セレネ・・・ノ為━
その狼のような姿をした化け物が片言ではあるが━サスケ━と━ハーメルン━の名を口にしたのだ
その瞬間、その獣の正体にサスケは気づいてしまった
サスケ「サーガ・・・なのですね」
叛逆王の名をその獣に呼びかけたのだ
━ウォォォォォォォォ・・・コロシテヤル・・・━
そう彼は叫び目にも止まらない速さで動き回り
翻弄されたサスケの足を掴み
投げ飛ばした
ドッゴォォォォォンと音を立てサスケはEDEN本部からユグドラシルまで投げ飛ばされた
サスケ「ゲホッ・・・コレが魔剣と一体化した魔王の力・・・魔王獣なのですね・・・このままだと僕が死んじゃう・・・」
そう呟いく間もなくサスケは魔王獣と化したサーガにユグドラシルの外郭を貫きユグドラシル内部にサスケをねじ込んだ
━セ・・・レネ・・・チカラヲカシテクレ・・・━
その瞬間彼の背中から天使のような真っ白な羽が生えたのだ
(マスターあまり無理はしないでね・・・この状態だといつ魔獣堕ちするかわからないから)
サーガ「分かってるよ・・・でも、お前のためなら化け物にでもなってやるよ・・・セレネ・・・もっと力を寄越せ」
━ヴォボォァァオオオオオオ━
彼は雄叫びをあげ再度サスケに襲いかかった
サスケ「ハーメルン行くですよ」
その瞬間、魔王獣サーガの鋭い爪とハーメルンの刃がぶつかり合った
しかし、力が強すぎるせいでサスケは一瞬にして吹き飛ばされた
・・・・・・・・・
forceSTAGE
次回よりブレイブソード×ブレイズソウル〜傷だらけの魔王〜Darknessbloodに移ります楽しみにしていてください
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