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ブレイブソード×ブレイズソウル~偽剣と共に歩む者~
力の使い方
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、ありがとう」

紅茶をちびちび飲みながら、ずっと気になっていた事を口にする

「なぁ…その、そんな服で寒くないのか…?」

「えぇ、大丈夫よ」

…まぁ、寒さ以前にそんな露出の多い服で恥ずかしくないのか、とか色々聞きたかったが…
なんというか…疲れた




〜〜〜〜〜〜〜〜〜


暫くして、体調も回復したので次の特訓である

「次はさっき放出していた魔力を魔剣に流し込んで頂戴
その際、さっきみたいに大量に垂れ流しにしていたらまた倒れることになるから気を付ける事ね」

「…こう…か…?」

ズズ…ズ…

黒い魔力が刀身を覆い尽くす、が次の瞬間浄化されたかの様に白い魔力へと変わる

「飲み込みが早いのね、少しは見直したわ
…じゃ、そのままさっきみたいに素振りしてみなさい」

「わ、分かった…」
カチャリ、と両手でその大剣を掴み、構える

「…はぁっ!!」

ザンッ!

瞬間、直線状にあった全てが【消し飛んだ】
文字通り、跡形もなく

「ふぅん…?予想以上の威力ね、これなら冥獣程度なら一撃かもしれないわ」

「………なんというか、スゲェな」

「それが魔力を乗せた斬撃の感覚よ、それをさっきみたいに溜めずに意識せずとも出来るようになりなさい
…それと、威力の調整も課題の一つね」

「…りょーかい」

また何気に無茶振りをされた気がするが、この際もうどうにでもなれ、である



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…今日はこの辺で終わりよ
まぁ、初めてにしては良く頑張った方ね」

その一言と同時に手に持っていた魔剣を手放して地面に転がる

「や、やっとか…長かった…」

「さ、早く帰るわよマスター
―――冥獣やモンスターにまた襲われたいのなら、そうして転がっているのも別に構わないのだけれど」

「わ、分かってるって…よっ…と!」

立ち上がると同時に横に置いていた魔剣を担ぐ

「そろそろ私は戻るわ、後は頼んだわマスター」
そう言うなりスゥっとグラムサンタの姿が掻き消える
魔剣の中に戻ったのだろう

「…コイツ、歩きたくないから戻ったんじゃ…?」

―――そうしてまた、一日が終わる…


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