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オズのアン王女
第十幕その一

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                 第十幕  黄金の林檎とグリンダの来訪
 皆とカリフ王は食事の後皆で一緒にウーガブーの国で遊びました、王様は運転手の人には自由にする様に言ってです。
 ジョージ達とスポーツをしました、そのスポーツはバスケットボールですが。 
 カリフ王は思った以上に俊敏でバスケが好きなジョージも驚きました。
「動き速いですね」
「ははは、驚いたかい?」
「アメフトだけじゃないんですね」
「こちらも結構好きでね」
「よくやっておられて」
「そうなんだ」
 得意な方だというのです。
「余もな」
「そうなんですね」
「実はスポーツも好きなんだ」
 そちらもというのです。
「それも球技が特にね」
「じゃあサッカーもですね」 
 カルロスは自分が大好きなこの球技のことを尋ねました。
「お好きですね」
「うん、それもね」
「やっぱりそうですか」
「卓球はどうですか?」
 神宝はこの球技について尋ねました。
「そちらも」
「お風呂上がりによくするよ」
「何か本当に色々と」
 ナターシャもお話を聞いて言いました、この娘と恵梨香はスカートのままですがちゃんと下にスパッツを穿いて参加しています。
「スポーツお好きですね」
「ノームの人達は戦いからですね」
 恵梨香はラゲドー王の頃のことを思い出しています、そのうえでの言葉です。
「スポーツで身体を動かす様になったんですね」
「戦争なんかするよりも」
 実際にというカリフ王でした。
「スポーツをした方がずっと身体にいいしね」
「そう、汗をかいて気持ちもすっきりするし」
 ドロシーもこう言ってきました。
「戦争よりもスポーツよ」
「そうだね」
「そちらに情熱を向けたらいいのよ」
「我々もそのことに気付いたんだよ」
 カリフ王はドロシーにも言いました。
「自然とね」
「そうなのね、それと」
「それと?」
「いや、こうしたお外でのバスケットはね」
 それはとです、ドロシーはウーガブーの国の中にある田畑のど真ん中にあるバスケットコートとその周りの田畑を見回しました、ボールが外に出て田畑に入らない様にちゃんととても高い金網で覆われています。
「やっていて気持ちがいいわ」
「はい、体育館でのバスケットボールもいいですが」
「こちらもーーですね」
 大尉とチクタクも参加しています。
「青空の下ですることもです」
「清々しいーーです」
「そうなのよね」
「だからここにコートを造ったのよ」
 審判役のアンも言ってきました。
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