暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1657話
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が映像モニタに映し出される。
 早いな。まだMDが破壊されてからそう時間は経ってない。
 なのにまた戦力を派遣……と思ったら、近付いてくるのはシャトル。
 それも護衛もなしの1隻だけだ。
 あの状態で何をしに来たかと一瞬疑問に思ったが、北風と太陽的な感じか?
 MDでぶつかったら負けてしまったから、今度は懐柔策に出ようとしたらしい。
 まぁ、それはあくまでも俺の予想の範囲というだけであって、実際には生身で強力な戦闘力を持っている人員を派遣してきたという可能性もなきにしもあらずだが。
 だが、もしそうであってもその作戦には致命的な欠点がある。
 即ち……NジャマーUが起動している間は、どうやっても向こう側からはこっちに通信を送ってこれないという事だ。
 実際、シャトルもバルジからかなり離れた位置……トーラスの有人機が待機していた場所付近で動きを止め、それから一切身動きはしていない。
 恐らくバルジに通信を送ってるんだろうが、NジャマーUのおかげでこっちに通信は届いていないんだろう。
 そのまま一時間程その場に待機していたシャトルだったが、それ以上はいても意味がないと判断したのだろう。
 やがてそのままコロニーに向かって去っていった。
 それを見送りながら、俺は本当に今はやるべき事がないので空間倉庫の中から取りだした漫画を読みながら時間を潰す。
 今まで買い溜めしてあった漫画や小説の類は、かなりの量がある。
 勿論ある程度纏めて買い溜めしているものなので、中にはつまらないものがある。
 だが、その手の漫画は取りあえず適当に空間倉庫の中に戻しておけばいい。
 後で適当にキブツにでも放り込めばいいのだから。
 ……キブツ、か。そろそろホワイトスターと連絡を取りたいんだけどな。
 時間の流れが違っても、それが具体的にはどのくらいの時差なのかは全くの不明なのだから。
 そんな風に過ごし……少し小腹が減ったと思えば空間倉庫の中から適当に何かを取りだして食べる。
 ただし、この場合散らばるようなものは駄目だ。
 一口で一気に食べられる程度のものでなければ、そのような食べ滓がコックピットの中を漂い、隙間に入ったりする為だ。
 特に今は技術班に頼る事が出来ない以上、もし何かあったら修理のしようがない。
 老師OやプロフェッサーG、ハワード辺りに頼めば修理してくれるかもしれないが……あの連中なら、サラマンダーを見ればその時点で普通の機体ではないというのは容易に理解してしまうだろう。
 トールギス何かと違って、このW世界のMSとは全く違う技術系等の機体だ。
 絶対にどこから入手したのかという事をしつこく追及されるのは間違いなかった。
 ともあれ、そんな風に時間を過ごし……たまに寝て、起きて、としながら二日程が経過する。
 その
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