第百六話 光の魔法その六
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「とにかくやたら起きますから」
「それじゃあ」
「日本にいたら」
それこそだ。
「安全な場所はないかもですね」
「地震については」
「神戸も起こりましたし」
僕達が生まれる前だ、一九九五年一月十七日未明のこの大地震のことは今も神戸では語り継がれている。
「新潟も東北もここからすぐ南の熊本も」
「本当に何処でもなのね」
「特に関東は」
あそこはというと。
「特に地震が多くて」
「富士山のせい?」
「関係はありますね」
間違いなくだ、実は富士山は何時また噴火するかわからないらしい。最後に噴火したのは江戸時代のことだけれど。
「あそこも」
「そうなのね」
「何時何処で地震が起こるか」
このことはだ。
「日本じゃわからないですし」
「絶対安全とはなのね」
「言えないです」
日本にいればそれこそ何処でもだ。
「本当に」
「そうした場所なのね」
「地震については」
「そこは覚悟が必要ネ」
「全くあるな」
ジューンさんと水蓮さんも表情が硬くなった。
「日本にいたら地震は避けられなイ」
「そうしたお国あるな」
「だから対策もね」
起こる前も起こった時も起こってからもだ。
「色々言われて考えれて行われいるんだ」
「そういえば自衛隊の人達もネ」
「そっち方面も必死あるな」
「何かあったらね」
その地震が起こった時にだ。
「あの人達が真っ先に動かないといけないから」
「それだけニ」
「力を入れているあるな」
「そうなんだ、本当に神戸の時は」
このことも今も語り継がれている。
「あの人達がかなり助けてくれたから」
「有り難い人達でござるな」
「そうなんだ、実は関東大震災の時も」
歴史に残っている、九月のはじめのお昼御飯の時に起こって火事まで引き起こし沢山の人達が犠牲になった悪夢の震災だ。
「軍隊は活躍しているよ」
「日本軍もでござるか」
「うん、やっぱりこうした時はね」
地震や自然災害の時はだ。
「軍隊やそうした組織が一番力になるね」
「何といってもでござるな」
「そうなんだ」
本当にこう思う、心から。
「あの人達がいてこそだよ」
「全くよね、実は私はね」
日菜子さんが言うには。
「沖縄には自衛隊の人がもっていて欲しいわ」
「沖縄にですか」
「格好いいし、台風多いから」
「台風の災害の時には」
「助けてくれるから、台風も大変なのよ」
「ああ、そうですよね」
「特に沖縄は威力が強いままでやたら来るから」
沖縄といえば台風だ、その暴風を避ける為に建物が低い位だ。
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