第百六話 光の魔法その五
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「あるけれどね、水族館とかなら須磨にもあって大阪の海遊館とか京都の方にもあって鳥羽水族館があって」
「八条学園にもでござるな」
「うん、水族館は結構あるね」
関西にはだ、三重県は東海に入れられることも多いけれど。
「幸い」
「動物園もでござるな」
「うん、ただ本当にテーマパークは」
こちらになるとだ。
「減ったね、本当に」
「残念なことでござるな」
「ひらかたパークもね」
関西に残っている数少ないテーマパークの一つもだ。
「閉鎖されかけたことがあったし」
「そうだったでござるか」
「危なかったんだ」
何しろ大阪にユニバーシアードが出来たからだ、考えてみればこれが関西を代表するテーマパークだろうか。
「本当に」
「寒いお話でござるな」
「テーマパークがなくなるってこともね」
「全くでござる」
「それでここもね」
ハウステンボスもだ、他ならぬ。
「危なかった時期もあって」
「それを乗り越えたでござるな」
「それで今もあるんだ」
この夜の世界もだ。
「大変だったんだよね」
「乗り越えてそして」
「ここまでになるのに」
「苦難の歴史だったでござるか」
「ローマも色々あったし」
苦難の時代も多かった、ローマが共和制だった時にケルト人が攻めてきたりカルタゴと戦争になったこともあった。スラが大虐殺をしたこともあった。
カエサルが出るまで混乱していて帝政になっても時々皇帝が暗殺されたり内乱が起こったりしてだ。有名なローマ帝国の頃も大変なことがあったとのことだ。
そのローマ帝国の後もゲルマン人や東ローマ帝国、神聖ローマ帝国やナポレオンが攻めてきて街が壊されたりもした、特にイタリアの友達が言うには神聖ローマ帝国の傭兵達が酷くて今も語り草になっているとのことだ。
「ここもね」
「色々あったでござるな」
「戦争には巻き込まれてないけれどね」
「それは幸いあるな」
「けれど考えてみたら」
日本ならではの不吉な災害もだ、僕は思い出した。
「地震とか台風とか」
「そういうの戦争より怖いヨ」
「どっちも最悪あるが」
ジューンさんと水蓮さんも災害についてはこう言った。
「特に日本の地震はね」
「あんな怖いものはないと聞いたある」
「それがあるからね」
日本にいるとだ。
「ここも地震が起こったら」
「日本の地震は」
チェチーリアさんが言うには。
「チリ並よね」
「あそこも多いですよね」
「あそこ並よね」
「もっと多いかも知れないです」
世界の地震の二割が起こると聞いたことがある、こんなことで大国になりたくないけれど日本は地震大国だ。
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