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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
八人の強者
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タイプ)

その他にもいくつかの候補を出していくが、すぐに考えるのをやめた。飽きたからではない、考えても意味がないと気が付いたからだ。

「動かないならその方がやりやすい」

そう呟いた後、少年は全員の位置を把握し手に魔力を溜める。

封印の氷地獄(コキュートス)!!」

人数が多いため、全員の動きを封じてしまおうと行動に出たレオン。しかし、このあと予想外のことが起きる。

「無効化」

四人の動きを封じる氷が伸び切る寸前、色黒の男がレオンと同じように手を振るうと、瞬く間に氷が消えてなくなる。

「え?」

所々、僅かに氷が残っている箇所があるが、それはほとんど意味がないものとなっている。誰の動きを封じることも、制限することもできていないのだから。

「俺が相殺仕切れないとは、お前の魔力は相当なもんだな」

どういうことかわからず目が点になっている少年に近づいてくる色黒男。言葉を失っている少年を見た彼は、小さく笑みを浮かべて口を開く。

「俺はスキルキャンセラー、すべての魔法を無効化することができる」

新たな伏兵を前に氷の神の額から水滴が流れ落ちる。今までにないピンチを前に、彼はどうするべきなのか、思考するのが精一杯だった。



















「賑やかな街ですね」
「フィオーレの首都だからね!!」
「一番栄えてる街だよ」

こちらは集合場所である喫茶店を目指している青い天馬(ブルーペカサス)の面々と、黄緑色の髪をした青年。五人は賑やかな街に乗せられ、テンションが上がっているように見える。

「メェーン、そういえば、名前を聞いていなかったね。私は一夜と言う」
「僕はイヴ」
「俺はレン」
「俺はタクトって言います」

道中、親睦が深まったところで始まった自己紹介。彼らの名前を聞いた青年は、驚いたような表情を見せる。

「あれ?もしかして魔導士の方ですか?」

大魔闘演武で名を馳せた彼らのことはあらゆる人物たちが知っている。彼もそのうちの一人なのだと、四人は考えていた。

「私はホッパーと言います、一応魔導士をやっています」
「ほう?」

青年も魔導士をやっているということに反応した天馬の面々。そのため、話題はそちらの方へと移っていく。

「ギルドには所属しているのかね?」
「いえ、そういうものには属してません」

一夜の問いに手を振り答えるホッパー。それを皮切りに天馬の面々から勧誘が始まる。

「だったらうちに来れば?面白いと思うよ」
「なかなかカッコイイですし」
「俺たちは歓迎するぜ」

美女美男が多い青い天馬(ブルーペカサス)の中でもトップの人気を誇るイヴたち。そんな彼らから見
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