第7章 聖戦
第165話 虐殺の夜
[10/10]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
現実の俺に姉はいない。それに現在進行形で俺を教育している……心算の黒の智慧の女神さまは姉になった気分なのだろうし、前世と比べると少し我が儘になった血の繋がらない姉も居るので、既に姉の枠は定員オーバー。イザベラが座るべき椅子はない。
「民の中に流行らせて欲しい言葉があるのです」
絶対に上から……為政者や、更に言うと宗教家から押し付けた形にせず、民の中から自発的に発生した形で。
当然、夢による御告げもダメ。これは神からの命令と受け取られる恐れがある。何処の誰が言い出したのか分からない。しかし、現在の危機的状況の中から自然に出て来た言葉として、民の中に流行らせる。
それは……。
「国が何をしてくれるのかではなく、自分が国に対して何を出来るかを考えようじゃないか。神の為ではなく、人の為に何が出来るのかを一度、真剣に考えてみようじゃないか。
……とね」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ