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とある世界の物質破壊≪ディストラクション≫
数ヶ月後のある日
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ば一緒にまた過ごせると信じていた。

でも、それは私の夢でただの願いだった。

兄はそう思っていなかった。

私の幻想に過ぎなくて、あの頃の兄はもういない。

目の前にいるのは御坂湊(全く別人)だと気づいてしまった。

「もう、私の大好きだった湊はいないのよ。」

「…………。」

その時だった、遠い方から名前を呼ぶ声が聞こえた。

「御坂さーん!」

「白井さーん!」

「遅かったですわね、初春に佐て………え。」

近づいてきたのは会う約束をしていた初春さんと佐天さん。

でも、見るからにおかしい所が一つ。

「えーっと……佐天さん?」

「あはは……水たまりで濡れちゃいました。」

苦笑しながらスカートの裾を持つ佐天さん。

「あー、うん……。着替えよっか。」

私と初春さんは苦笑し、黒子は呆れて常盤台学園の校内へ向かった。
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