巻ノ八十四 高野山その十二
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せんでした、ですが」
「お会いするならか」
「はい、会います」
「孫としてか」
「そうします」
「わかった、では我等十一人で会おう」
幸村は笑って猿飛に応えこうも言った。
「義兄弟全てでな」
「我等全てで」
「御主の祖父殿なら我等の祖父殿でもある」
義兄弟だからだとだ、幸村は笑って述べた。
「ではな」
「わかり申した、では」
「我等の祖父殿とお会いしよう」
こう話してだ、幸村は佐助の祖父と会うことにした。そしてそのうえで彼が九度山に入るのを待つのだった。
巻ノ八十四 完
2016・12・1
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