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風魔の小次郎 風魔血風録
101部分:第九話 夜叉の窮地その十一
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うだ。それでどうして隠れる」
 壬生もそれを怪訝に思い問うた。
「伏兵でないのなら。どうしてだ」
「考えていることがあるのだ」
 陽炎はこう二人に対して答えてきた。

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