100部分:第九話 夜叉の窮地その十
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述べた。
「俺がやる」
竜魔はその中で静かに一同に告げた。
「何があろうともな」
「おいよ、竜魔の兄ちゃん」
その竜魔にまた小次郎が言ってきた。
「俺の風林火山で奴等二人共ガーーーーーーンって成敗してやっから兄ちゃんの出番はないぜ」
「ふっ、そうだったな」
何故か今の小次郎の言葉には右目を閉じて微笑むのだった。
「ならば期待させてもらうぞ」
「ああ、俺はやってやるぜ」
今度は風林火山を右肩に担いだ。
「この風林火山でな」
そのことを誓う小次郎だった。彼もまた忍になろうとしていたのだった。
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