ガンダムW
1655話
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うに、凛が俺を見てくる。
「そう言われてもな。ヒルデが来て、書類仕事は大分楽になったんだろ?」
「それはそうだけど、だからってもう少し私を労ってくれてもいいと思わない?」
「……分かったよ、何をして欲しい?」
「デート。それも日帰りじゃない奴」
それが何を意味しているのかは、明らかだ。
だが、凛とのデートは俺にとっても嬉しい事であり、何かの埋め合わせじゃなくてもいつでもOKなんだけどな。
「ちょっと待った。凛、お前だけずるいぞ。あたしだってアクセルとゆっくりデートはしたいんだからな」
「何よ、綾子は模擬戦をやってるんでしょ?」
「……模擬戦をデートと一緒にするなよ」
凛の口から出たまさかの言葉に、思わずといった様子で綾子が呟く。
だが、凛は半ば本気でそう言ったのだろう。綾子にジト目を向けていた。
「アクセルと一緒に行動出来てるんだから、十分だと思うけど? 私は1人寂しく書類仕事をしてるのに。……まぁ、最近はヒルデが来たけど」
「だからって……」
「はいはい、そこまでにしてくれ。俺とのデートでよければ、いつでも付き合う。凛とデートした後は綾子とデートするのも歓迎だし、3人でデートしても構わないから」
「約束よ?」
「約束だからな」
何故かこんな時に限って息の合う2人に溜息を吐く。
「分かった。このコロニーでもいいし、それこそ地球に戻ってからでもいい。幾らでも付き合うから」
まぁ、その場合夜になったら向こうがギブアップするのは間違いないんだが。
そもそも、最近の俺もかなり抑えているし。
……普通に考えて、毎晩10人以上を満足させ、それどころか体力の限界まで責め続けていたのが、2人を……それも毎日相手に出来ないとなると、若干欲求不満気味になるのは仕方がないんだよな。
ともあれ、その辺りは後でしっかり2人と話すとして……今回の考えをしっかりと相談する事が出来て良かったな。
未知の勢力の活動以外にも、魔法やバルジといった方法がある事に気が付けたのだから。
ただ、魔法は個人単位では非常に派手で見栄えがいいけど、宇宙規模での戦いとなるとちょっと派手さが足りない。
だとすれば、魔法は奥の手か?
炎獣を使えばかなり派手になるような気がしないでもないが……それはそれで、色々と面倒になりそうなのは間違いない。
いや、いっそ全部合わせるか?
いきなりバルジが姿を現し、それを守るように炎獣が周囲を飛び回る。
更にサラマンダーも周囲を飛び回っていれば……ああ、でもバルジがあると分かればOZの方で何か手を出してくる可能性は十分にあるな。
そもそもバルジはOZの本拠地だったんだから、もしかしたら遠距離からの通信で何らかの操作が出来る可能性も……いや、サラマンダーには
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