48話「ロリへの愛は世界を救うか?S〜苦しみの魔王B〜」
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観が崩壊するのをやめた。
そうだ。この世で信じられる者がある。金銭なんかより遥かに確かで愛しい価値観……それは愛だ。白真珠が青と白の縞々パンティーを履いている姿を想像してみろ。
青春の色を思わせる最高の縞々パンツじゃないか。彼女の実在だけは俺は確信できる。
この三日間、素直で暴走気味な可愛い一面をたくさん見せてくれた。俺は彼女のためなら……目の前にいるゲス野郎を倒せる。そんな気がするんだ。
考えろ。苦しみの魔王の弱点を。
「おやぁー?家畜君は現実逃避かなぁー?苦しみの感情を出さないともっと虐めちゃうよぉー?ほら絶望して泣き叫びなよぉー?」
夢の世界で俺は何にもできない。魔法もこの世界では発動しない。
だが、苦しみの魔王はとんでもない弱点を抱え込んでしまっている。ブラドさんと――魂ごと融合してしまった以上、ブラドさんの人格が消えるまでの間なら……魔王の精神を攻撃できるはずだ。
俺はブラドさんの魂に火をつけるような内容を即座に考え――必死に呼びかけた。
「おい、ブラドさんっ!」
「んぅー?僕と同化したブラドにでも土下座でもするのかい?何をしても僕は君をイジメ続けるけど、やってくれてもいいよ!
ほら!土下座しなよ!虐めるのをやめてくださいってさぁ!無駄な努力ご苦労様ぁー!」
「アンタの娘はな……かわいい孫娘を産んだぞ。オッパイが大きくて、縞々パンティーが似合う銀髪ロリ娘だ!しかも性格が良くて料理がうまいっ!最高の銀髪美少女だ!その顔に見覚えがあるはずだ!
ブラドさんの妻と娘さんと、同じ顔の白真珠って娘だ!あの娘はアンタの孫娘なんだよ!」
「え……?ブラドが反応している……?これは怒りの感情……?」
魔王の困惑の声を無視し、俺は速攻で勝負をつけるために畳みかける。これは精神に響く言葉の爆弾だ!
「俺はそんな可愛い娘と風呂に入ったし、裸を毎日眺めている上に、ベッドの上で優しく慰めてやっているんだぞぉー!どうだぁー!悔しいかぁー!
俺はロリコンだぞぉー!白真珠とえっちぃ事をたくさんしたい健全な男だぁぁぁぁ!とってもスケベーな事をしたいって本気で思ってる!そんな16歳の日本男児なんだよぉぉー!」
「こ、こら!暴れるな!僕の中で暴れるなぁぁぁあっ!下等生物がぁぁぁっ!お情けで同化した家畜の分際で調子に乗るなぁぁぁあ!同化されろぉぉぉ!」
「可愛い孫を不幸にしてもいいのかぁー!それでもアンタはお爺さんなのかぁー!俺にアンタの最後の希望を託せ!孫娘を幸せにしてやるから魔王を倒すのに協力しろっー!」
「消滅しろぉぉ!やめろぉぉぉぉ!家畜がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ブラドさんの魂は、苦しみの魔王の中で暴れ続けているようだ。そう長くは持たないだろうが……夢の世界を崩壊させるのに丁度いい。
こうし
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