48話「ロリへの愛は世界を救うか?S〜苦しみの魔王B〜」
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んで、地球に一度も戻っている記憶がないの?親が恋しくないのかなぁー?あれれぇー?可笑しいなぁー?」
「あっ……」
「おい、家畜君、気づいていただろ?地球のどこにも居場所はないって。
そもそも、地球に行こうとしたら、不良品として処分されるって本能的に理解していたよねぇー?ああー、可哀想な家畜だなぁー。故郷は偽物、記憶も偽物、思いも偽物。何が真実で本物なのか分からない家畜人生とか、笑っちゃうよねぇ?ねぇ、今、どんな気持ち?ああ、もちろん嫌がらせだよ。この質問はねぇ。家畜君の魂から美味しい感情がたくさん出ているから苦しんでいる事がわかるよー」
「違う!この記憶が偽物な訳がない!俺の母親は専業主婦で、父親はパイロットなんだァー!」
「はぁい、はぁい、偽物の記憶を植えつけられた家畜……いや、家畜ですらないなぁ……」
これ以上、聞きたくなかった。価値観の崩壊。それは脳みそをぶっ壊す事に等しい。
心が砕けてしまいそうだ。経済崩壊した国の住民のように、今まで信じてきた絶対不変な価値観がガラガラッと瓦礫のように崩れていく。
「そうだっ!家畜君っ!君は家畜どもが家畜に似せて作った人形じゃないか!つまり、玩具だよ!玩具っ!僕の遊び道具になる前から玩具とかどんな気持ちぃぃぃ?その感情が美味しいよぉぉ!どんどん苦しんで苦しんでくれぇぇぇ!」
「ち、違う……俺は人形じゃない……人間なんだ……」
「人形だから、人形みたいに綺麗な家畜のメスを好きになったんだろう!わかるよぉぉー!人形だから人形のような娘しか愛せない!
それに家畜君はロリコンって奴だろ!ロリコン!確か、家畜の社会だと、小さい娘に欲情するのはダメなんじゃなかったけ?社会不適合者さんと次から呼ぼうかな!はははは!
いや家畜不適合者さんかな?苦しめてごめんねっー!家畜さんっー!ああ可哀想でレアな家畜だなぁぁぁぁ!魂が悲鳴をあげている所がたまらないよぉぉ!」
「クソ野郎……!俺は人形じゃないって言ってるだろ!俺は人間なんだっ!」
「ほら!もっと苦しみなよ!心の苦しみはたまらないねぇ!色んな味を楽しめるから、単純な拷問より得な気分になれるよ!
あ、そうだ。縞々パンティーが大好きなようだけど、それも変態すぎる性癖だよね?将来的に下着ドロボーに転職したほうがいいんじゃないかなぁ?まぁ、君は僕の家畜として過ごすことが決定しているから、何の意味もないけどね!未来も希望もないってどんな感じなんだろう!それどころか家畜君には過去もないなんてっ!あははははははは!たまにこういう人生を歩んでいる奴がいるから家畜虐待はやめられないんだよぉー!心がキュンキュンして楽しいねぇぇぇ!縞々パンティーってどんな下着なのかなぁぁぁ!……ん?」
縞々パンティー。その言葉で、俺の崩れていく価値
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