47話「ロリへの愛は世界を救うか?R〜苦しみの魔王?〜」
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しい感情は最高級食材さ!取り返しのつかない事をしたブラドは、この瞬間、僕らを楽しませる食材と化したんだよ!
思い出すだけで魂が壊れるような苦しみの感情を出す家畜の誕生さっ!天然物の家畜は、事前に想像できない感じに美味しい味を出すから、驚きに満ち溢れているよ!」
「やめろっ!ブラドはお前の同胞になったんだろ!同胞の苦しみすらお前は食べるのか!?」
「美味しいから食うのさ!同胞?そんなもんは関係ないね!僕がどうやって何兆年もの間、死に絶えた宇宙で生き延びたと思っているんだい?
餓死する前に、友人という名前の家畜を一人一人を可能な限り苦しめて、美味しく食べて生き抜いたからさ!家畜がどれだけ苦しもうが僕にはどうでもいいね!美味しいんだもの!美味しかったら食べるだろう!
ほらぁ!ブラドが耐え切れずに妻を殺したように、僕は食欲って奴が抑えられないのさぁー!食いたいから食う!それでいいだろう!人生は楽しくないと駄目なのさ!」
「……そんな事で、よく魔王という地位が務まるな……」
「地位?そんなもん僕の利益のためにならないなら糞喰らえさ!一番偉い奴はどんなルールにも縛られないっ!ルールに縛られるのは家畜君が弱いだけっ!弱者は強者に食われるのが自然の摂理って奴だろうぉ?
いや、大宇宙の真理と言ってもいいかなぁ?僕みたいに永遠の存在になるには、情けとか容赦っていう概念は不要すぎていらないよ!」
だめだ。全く魔族の事が理解できない。やつは俺もブラドさんも……ただの食材としてしか見てないのだ。
こんな酷い性格のやつが、なぜ、他の魔族と共存できているのか謎すぎる……。
「それに君ら家畜だって、誰かを犠牲にして食事をしているだろう?それと同じ事だよ!僕は僕が生きるためならば、何兆年の付き合いがある友人でも、苦しめて苦しめて美味しく食べるよ!それが僕たちの生態だもの!むしろ、僕が全部食べてあげないと駄目さ!友人だものっ!僕の中で永遠の存在になってもらうためにね!あはははははっ!ゆひひひひぃっ!」
「なら……なんでほかの魔族を食わないんだ……?」
「考えてみなよ!僕たちにとって猛毒にしかならない感情ばっかり食べている他の魔族は猛毒中の猛毒!何の利益もないのに争う訳がないだろう!食べるものが全く違うんだからさぁ!
逆に一番美味しいのは、苦しみの魔族だね!栄養が凝縮されて美味い!美味すぎる!君ら家畜とは比べ物にならないっ!」
「……今まで何人の仲間や人間を犠牲にしてきたんだっ……!その口調だと……何度も何度も過去の世界にきて、時間をやり直していそうだな……」
「家畜君は今まで食べた豚や牛の数を知っているの?助けたいと思ったことはないの?
君、自分の命にすごい価値があると思い込んでいないかい?今まで食う立場だった君が、食わ
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