47話「ロリへの愛は世界を救うか?R〜苦しみの魔王?〜」
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★★★
?数百万人にも及ぶ国連軍兵士達の悲鳴とともに、最初の拷問が――始まった。
「さぁ、どうする?夢の世界は僕の世界だ。君は魔法を唱える事もできないし、愛するメスとえっちな事もできない。ここで精神崩壊するまで苦しむんだ!心がキュンキュンする展開だねぇ!凄くワクワクするだろう?あ、家畜には理解できない感覚かなぁ?」
「くっ……!」
「おっと、精神が崩壊するってのは嘘だよっ!君の魂に精神ブロック剤を投入したからね!これはどれだけ苦しんでも精神が死なないっていう素晴らしい効力がある薬だよ!いつから存在するのか知らないけど、家畜を長持ちさせる最高のお薬だ!
赤ん坊のような柔い精神の持ち主でも、あっという間に屈強な精神になれて最強だよ!もちろん精神だけ強くなっても苦しみが長引くだけだけどね!
さぁ!死ぬことすら許されない永遠の苦しみを味わってほしい!まずはそうだなぁ!ブラドの絶望なんてどうだろう!自分がこれからどういう目に会うのが、それらの光景を見て理解して欲しいよ!」
苦しみの魔王の酷さに、ゲロのような匂いがプンプンしたような気がした。魂ごと同化したブラドを虐め殺して、その苦しみすら味わうつもりだ。俺は憤怒の気持ちとともに言葉を吐き出す。
「お前っ!ブラドとの約束を破るつもりか!?」
「おやおや?僕が契約したのは魂と同化して、永遠の存在にしてあげる。ただ、それだけだよぉー?
その後に虐めないとか、拷問しないとか言ってないけど何を勘違いしたのかなぁ?家畜が僕と一緒になれる訳がないだろう?魂がぶっ壊れる日まで、ブラドは永遠に僕に苛められ、美味しく食われる家畜に過ぎないのさぁ!」
最低な魔王の言葉と一緒に、夢の世界の光景が切り替わり、俺の目の前に若いころのブラドの姿が映し出される。白真珠によく似た銀髪の可愛い少年だ。だが、身なりはどことなく貧乏で、服が何日も洗ってない感じに汚れている。
「家畜君、ブラドはね。金持ちとか中間層とかいう階級の出身のように見えるけど、実は家は貧乏なんだよ。父親はアルコール中毒で母親を殴って虐待して、それはそれは素晴らしい天国のような環境だったそうさ。
最終的に母親がブラドを守るために、アル中の父親を包丁で刺し殺す感じの理想の教育環境だったんだよ。
ブラドの悪を憎む気持ちってのは、ここらへんから来るのかなぁ?と家畜君は思ったかもしれないけど、あの正義馬鹿は母親からの遺伝さ。
普通の家畜は金銭的に劣った家畜を虐めるから、貧乏なブラドは学校でも近所からも相当苛められたそうだけど正義に燃える熱い心って奴があったのさ!ああっ!良いよね!正義の心っ!それをへし折るのが大好きでたまらないよ!」
「やめろ……!人の過去を勝手に暴いて良いと思っているのか!?」
「ブラドと僕は同化
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