46話「ロリへの愛は世界を救うか?Q〜苦しみの魔王@〜」
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軍事技術レベルは、どこの国も似たり寄ったりだが、アメリカだけは値段が超高い最新鋭兵器を配備しまくって可笑しい国なのだ。普通の国がやったら財政ごと崩壊するような所業ができる超大国の力って奴を俺に見せてくれ。お願いだから。
「おやおやー!?家畜君は家畜の軍隊なら、何とかしてくれると思っているのかなぁー!
でも、残念でしたぁぁぁぁぁぁぁ!家畜君が頼みにしている軍隊はこんな感じでぇーす!」
魔王の言葉とともに周りの光景が変わる。これは――悪徳都市の東にあるワープゲート周辺の風景だ。
米軍の何十万、いや国連軍を含めると何百万という大軍がゲートを二重に包囲していたはずなのだが……今そこは、『死ぬ事だけが唯一の救済』と言っても過言ではない地獄と化していた……。
「うわぁぁぁぁぁー!逃げろぉー!」
「助けてぇぇぇぇぇ!」
「大変なのですーっ!あの人間は嘘つきなのですー!戦場は地獄なのですよー!こんなの嫌なのですっー!」
米軍兵士と巨乳エルフ娘は、現実味がない事を叫びながら逃げようとしている。しかし、魔族は物理的な距離に縛られない存在だ。逃げた兵士達はすぐに手足を焼かれ場に放置された。
頑強な装甲に守られた戦車に乗っていた連中は、いきなり車内転移してきた魔族に半殺しにされ、放置されている。
移動できる大砲とも言うべき、自走砲部隊も搭乗員たちが嬲り者にあい、その絶大な火力が何の意味もなかった。
魔族たちは兵士達に傷を負わせ、出血死で楽に死なないように、焼いて傷を止血し、アルコールをかけて殺菌していく。
自殺できないように拳銃を取り上げ、手榴弾を奪い、舌を噛んで自殺できないようい猿轡を口にはめ、生き地獄を演出していた。
幸運なのは逃げずにさっさと自殺した奴だけ。歯向かったもの、逃げたもの、ありとあらゆる国籍の兵士が、手足をもがれ、死なないように応急処置されていく。
魔族は美味しい食事を楽しむために、兵士達を励ました。
「あははははっ!簡単に死ねると思うなっ!家畜に死ぬ権利なんてない!もっと生きろ!あがけっ!苦しめ!血と泥を啜り、生き抜いて見せろ!ほぉら!怒れ!もっと感情を爆発させろ!心を死なすな!」
「おいっ!家畜っ!拷問するのを手伝え!手伝えば生かしてやるぞ!
この拷問棒を使え!ほら!殴れ!別に死なないから!苦しむだけだから!ほらっ!遠慮なくやれ!生きたいんだろう!この棒でたたくだけで良いんだ!」
「わかったのですー!人間を虐めるから、私を虐めるのは止めてほしいのですよー!この棒でパシンパシン叩けばいいのですね!わかったのですー!」
……空間転移をする魔族に、人類は勝てない。
どれだけ戦力があろうと、瞬時に別の場所に移動し、軍隊の弱点を破壊できる相手じゃ……超大国アメリカの軍隊といえども、勝てるはずがなかっ
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