ガンダムW
1654話
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「……ふんっ、分かった。お主の事だ。儂が何も言わなくても、既に分かっているのだろう?」
「さて、何の話かは分からないな。けど、そう言うって事は心当たりがあるんだな?」
確認の意味も込めてそう尋ねると、やがてプロフェッサーGは諦めたのか溜息を吐く。
「お主、本当にどこから情報を得ておるんじゃ?」
「さてな。シャドウミラーの情報網というのは、それなりに広い。だが、わざわざそれを口にすると思うか?」
正確には情報網ではなくて俺の原作知識なのだが。
だからこそ、原作になかった展開や組織が表に出てくると驚く事になる。
現在結成されつつあるという中東連合とか。
俺が全く知らないだけで、実は外伝の小説か漫画とかでそういう組織が出て来た可能性というのは十分にある。
ともあれ、実際には情報網の類はない。
いや、あるにはあるが、こうして他人に怪しまれるような程のものではないといった方が正しいか。
情報屋とか、そっち関係程度なのだから。
だが……向こうにとってみれば、俺が原作知識などというものを持っているとは思いもしないのだろう。
だからこそ、こうしてプロフェッサーGは俺に対して鋭い視線を向けていた。
そのままじっと睨み合う事、数分。やがてプロフェッサーGは鼻を鳴らして沈黙を破る。
「ふんっ、分かったわい。お主の思惑に乗ってやろう。ハワード達が来たら、ピースミリオンまで連れて行ってこっちに持ってくるように言う。それで良いな?」
何故急に態度を変えたのかは分からないが、このままではピースミリオンの出番がなくなると思ったのか、それとも別の理由があるのか……プロフェッサーGはそう告げるのだった。
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